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いざこざの外

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Apr 11, 2006
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前にも少し書きましたが、控訴すれば必ず二審が開かれる訳ではありません。
一審判決を踏まえた上で、新しい証言や証拠があることを裁判所に提示して
審議の必要があるという決定がされれば、裁判が開かれます。
二審の大きな目玉となったのは「あしたのジョー」の作者である
漫画家ちばてつや先生が、証言に立たれることでした。

先生の傍聴をするのには抽選が行われました。傍聴希望者が多数になる時に
整理券が配られるという、あれです。旦那も当たるかどうか分からないけどと
言いながら支度をしていました。でもこの時、私はなぜかは分かりませんが
旦那は絶対に傍聴出来るからと言い切って送り出しました。
「まぁそうだと有難いんだけど」と言いながら出かけた旦那。
ところが旦那はすぐに帰って来ました。あれだけ確信していたのに
勘が外れたかしらと事情を聞くと、松文館裁判の経過をアップしている人が
抽選に外れていたので、交代して帰って来たと言います。
その為、私達夫婦はどちらも、先生の証言を直接聞いてはいないことを
先に断っておきます。ネットでアップされた証言全文や、その他の記事・
旦那が聞いた話しなどから、この日のことを書いているので、ご了承下さい。

さて、ちばてつや先生は旦那の漫画について、決して評価している訳でも
認めている訳でも無い立場の方でした。わいせつな漫画は嫌いだし、作品内で
性器描写をここまでする必要は無いと思うと、新聞のインタビューにも答えて
いらっしゃいます。でも1つの表現を規制することの危うさを感じて
この裁判での証言に立って下さったと聞きました。
誰でも知っている大御所の先生が、表現の自由を守るために
ご自身の嗜好を別にしてお話し下さるのは、有難いことだと思います。
報道でもほとんど取り上げられることの無い裁判が、世間の注目を
得る手段は、もう著名人の協力しか無い状態でした。
世間が注目したからと言って、何か良い結果が出る訳ではないし
逆に成人向けコミックに対する批難の目が、もっと集まる可能性もあります。
それでも私は業界関係者だけでなく、沢山の人に考えてもらえるきっかけが
どんな形でもあった方が良いと思っている方です。

母親という立場になってから、自分の考えが揺れます。
「子供が大きくなった時に、父親の仕事がそんな内容じゃ可哀想だ」と
言われる時に、完全否定出来ません。でも子供にとって害になるであろう物は
いつでも世に溢れかえっているし、それが無くなるとは到底思えません。
住み良い環境を得るために、取捨選択をしなくてはならないとしても
そこを選択するのは自分の意思でありたいし、誰かの強制が働くことに対して
私は強い不快感を覚えます。何を見るか、読むかの選択は全て自分で出来る
社会であった方が嬉しい。だからこそ単純に良い・悪い、好き・嫌いでの
二元論で話しを片付けずに、もっと議論を深めていくこと。
それが「自己責任」の最も基本になるのではないかと私は考えているので
自分自身だけでなく、娘に対しても選択の自由を残している社会が
ずっと続くことを強く望んでいます。





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Last updated  Apr 12, 2006 12:28:08 AM
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