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カテゴリ:ビジネス書
こんにちは。
今週は、久しぶりの大雪でした。 東京の人間にとって、雪道を歩くのは辛いものがあります。しかし、何と言っても大変だったのが地下鉄の途方もないラッシュ。 地下を走っているので関係ないと思ったら、地表を走る私鉄とつながっていて、モロにその影響を受けたのでした。 一つの路線が復旧しても、また別の路線の車両が故障したり、踏切で車が立ち往生したり…。 朝の通勤時間はもちろん、夜になっても復旧しなかったのてすよ。駅員さんたちがホームをダッシュで移動している姿が印象的でした。 出発しようとしたら車掌さんがいなくて、探し回っていたみたい。 21世紀になっても、昭和の風景を垣間見ている気がしました。 最近は、乗り換えなく千葉や神奈川まで行けるので便利になったと思っていたのです。しかし、何かあったときは逆に不便になったような気が…。 昔は、それぞれの交通機関が単独の路線を走っていたので、現在のように連帯責任の遅延は少なかったと記憶しています。 同じように、便利になったと思っても、不便になったことはありますね。逆に、不便なことに、便利さを見出す動きもあるらしい。 ご覧になった方も多いと思いますが、今朝のおはよう日本で、便利すぎる世の中、不便なことにメリットを見出す動きが広まっていると伝えていました。 その中で紹介されていた不便のメリットの具体例として、先日ご紹介した新刊「新規開拓営業必勝テキスト」にあるノウハウが紹介されていたのですよ。 確かに、デジタル革命で世の中は便利になりましたね。しかし、便利さに慣れ過ぎてしまうと、不都合が生じることも少なくありませぬ。 さて、「新規開拓営業必勝テキスト」のサブタイトルは、「デジタル全盛の時代だからこそ、アナログ営業が効果を発揮する」。 これは、個人的にデジタル営業が苦手だから、あえてアナログ営業を支持しているわけではありませぬ。 私がインターネットを始めたのは今から20年以上前。ウインドウズ95の時代で、その頃は、誰もがインターネットを使っている状況ではありませんでした。 その草創期に、同じく発売が開始されて間もないホームページビルダーを使って、商売用のホームページを作ったのですよ。 今から考えたら笑ってしまうような、たった4ページのホームページです。 内容は、「ビジネスの便利屋さん」というタイトルの表紙、会社案内、業務内容、代表者略歴だけ。 原色のケバケバしい色合いで、今だったら確実に見向きもされなかったでしょうね。 しかし、上記のホームページは、本でも紹介されている自己紹介チラシのエッセンスが取り込まれていました。 素人が作った、たった4ページのホームページでしたが、アップして一週間後、仕事の依頼があったのです。 受注額はなんと120万円。3週間で仕上げなければいけないハードな仕事でしたが、半日で作ったホームページで、いきなりそんな大きな仕事が入るとは思いませんでした。 その後も、手作りのホームページからは思いもかけない仕事をいくつももらうことができました。 成功した要因は、そういう時代だったとしか言いようがありませぬ。私だけではなく、草創期にインターネットで販促をしていた会社は、ほとんど例外なく儲けていましたね。 もちろん大企業はホームページを持っていましたが、中小企業や零細企業は様子見のところが多かったと記憶しています。 当時は、インターネットで販促活動をしていること自体、一種のステイタスだったのです。 現在は、ネット販促をしていない会社を探すほうが難しいのではないでしょうか。 しかし、次第にネットが一般の人たちに広く普及するのに従って、ネット販促の神通力はどんどん失われていきました。 もちろん、現在も、さまざまな新しい方法を模索しながら成果をあげている企業は少なくありません。 ただ、成果をあげるためには宣伝のコストをかけたり、新しいノウハウを開発したりしているケースがほとんど。 かつてのように、経験のない会社が自己流でネット営業をして、成果をあげるのは難しい時代になったと言えるでしょう。 長く販促という仕事をしていると、経験則から、時代のブームとは逆のことをすると効果があると感じています。 デジタル営業に注目が集まっているときは、あえて「逆張り」をすべきなのではないか。 そこで、本書ではあえて、ネット営業には触れず、それ以外の方法で新規開拓営業に成功するノウハウについて考えてみました。 ただ、本日のおはよう日本でも紹介されていたように、もうすでに注目している人も多いのかもしれませんが…。 とにかく、販促は人が目を向ける一歩先を行くことが鉄則ですよ。 …ということで、 「新規開拓営業 必勝テキスト」 古くて、実は新しい、アナログ営業に興味のある方は是非。 よろしくお願い申し上げます。 永嶋 信晴 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年01月24日 15時31分25秒
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