カテゴリ:天文
TSA-120を購入して3ヵ月も経ち、はじめて星に向けてみました。重量が7㎏、長さも1m近くあり、決して取り回しが良い鏡筒とは言えませんが、AM5赤道儀のお蔭で据え付けが比較的楽でした。折しも、15年間で生長し過ぎたヤマボウシ、ポポー、モクレンの3つの大木を伐採して開けた北西へ鏡筒を向けることが出来ました。ASiairも10月下旬に正式にVer.2にアップデートされて、評価版でライブスタック時にヒストグラムがリセットされる問題も修正されていました。
2022/11/12、空のシーイングは余り良くありませんでしたが、2分露光で65回のスタックが雲や飛行機などに邪魔されることなく完遂できました。ターゲットは、最近ハマっている渦巻銀河の一種である花火銀河:NGC6946。焦点距離900mmのTSA-120にエクステンダーED1.5Xを付けて焦点距離1400mmでライブスタックおよび画像処理を行ってみました。 ライブスタックの一部始終は下の動画にまとめています。 TSA-120によるNGC6946のライブスタック【写真クリックで動画へ】 今回使用した機材は下のとおりです。 今回の機材 120秒露光のライブスタックの様子を下の写真にまとめてみました。 ライブスタック時のNGC6946の見え方 露光120秒で65回ライブスタックを実行。自動保存されたライブスタックFitsファイルの画像は下のとおりです。 自動保存されたNGC6946のライブスタック像 撮影日:2022/11/12。撮影地:南関東市街地、自宅庭。鏡筒:TSA-120 (f=900mm)、エクステンダーED 1.5Xを装着、ファイナル焦点距離=1,400mm。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi294MC Pro (0℃、Gain: 280)。カイド鏡:Evoguide ED50 II (f=240mm)。ガイドカメラ:ASi120MM Mini。オートガイド、ライブスタック共にASiair Plus。フィルター:2インチ Kenko ASTRO LPR Type2。120秒露光、ダーク有り、ASiairにて65回ライブスタック。画像処理:自動保存されたスタックFitsファイルをASiFitsViewにてヒストグラム調整のみ。 ホットピクセルを除去する目的で、自動保存された65枚のシングルフレームをDSSにてスタックした画像を下に示します。 DSSにて65枚のシングルフレームをスタックしたNGC6946 次に、FlatAide Proを使ってフラット補正をしたのが下の画像。 FlatAide Proにてフラット補正したNGC6946画像 さらに、Topaz Denoise AIにてノイズ除去処理をした画像が下の写真です。 Denoise AIでノイズ除去後のNGC6946画像 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
November 14, 2022 09:09:24 PM
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