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くろまる雑記帳

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2011/08/07
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中学のときの国語の教科書に『一切れのパン』という小説が載っていました。
覚えている人も多いかもしれません。


そのあらすじは、

第二次世界大戦中のハンガリー・ブダペストで、ルーマニア人である主人公はドイツ兵に捕らえられ、運搬列車に押し込まれてしまう。

その貨車の中で出会った老人ラビ。彼はユダヤ人であるが、ルーマニア人として捕らわれている。
主人公と数人の捕虜たちは、列車の床板を外して脱走することになった。

後に残ることにしたラビは主人公にハンカチ包みを手渡し、「この中には一切れのパンが入っている。そのパンは直ぐに食べず、できるだけ長く保存するようになさい。パン一切れ持っていると思うと、ずっと我慢強くなるもんです」と忠告する。

主人公は兵隊や警官の姿を恐れながら、独りで数日さまようことになる。
その間、主人公は何度も空腹に襲われたが、ラビの忠告を守ってハンカチの包みを開けることはなかった。

それが実って、主人公は無事に妻が待つ我が家に辿り着いた。
そして、自分がここまで頑張りとおせたのはこの一切れのパンのおかげだと言って、包みを開けると、中から出て来た物はパンではなく木片だった。


というような話です。



さて、私は(というよりほとんどのFPは)、いざというときの資金として、生活費の半年~1年分の貯蓄をなによりもまず持つように勧めます。
(さらに言えば、30代では1年分~、それ以上の年代なら2年分~)

思うに、この最初の蓄えというのは、上記の小説における「パン」と同じものだと思うのです。

その貯蓄という「最後の砦」があることによって、物質的にも、精神的にも少なからず余裕が生まれます。

そのため、切羽詰ったあげくに包丁を握って銀行に押し込む(これはあまりにも極端ですが ^_^;)なんていうような自滅的なことをしなくて済むはずです。

投資や運用より、まずこの安心のためのベースを作る、ということが重要なんですよね。

さて、この『一切れのパン』

今では、ありがたいことに、こちらで全編読めるようです。
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Sakura/4493/hitokire.html

本で読みたい方には、こちらに所収されています。






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Last updated  2011/08/07 12:16:27 PM
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あんこくろまる@ Re[1]:今さらですが…(03/17) ビューティラボさん コメントありがとうご…
ビューティラボ@ Re:今さらですが…(03/17) おお! 2種対応とはすばらしいです。 私は…
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ビューティラボ@ Re:春爛漫(03/09) これは桜ですか? 春ですね~♪

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