ミツバチの使命

2012/02/25

『何が使命で、何が使命でないなど誰にもわからない
歴史上の大人物は、単なる成り行きによって歴史に残っただけであり、
真の使命は、ただ床に落ちたピンを拾う、ということだったのかもしれない。』
　
…なぁんて小難しいこと、１０代の頃の自分のノートに書いてありました。

なぜ今頃そんなことを思い出したのかというと、こんな寓話を読んだからです。

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もしミツバチに「あなたたちは何のために生きているの？」と尋ねたら、
「ハチミツを作ることが仕事よ。なぜなら私たちはミツバチだから」と答えるだろう。

でも、その答えは必ずしも正しくない。
ミツバチには、ハチミツを作ることなどよりも、生態系やエコロジーに対し、はるかに重要な役割がある。
その役割とは、花の『花粉』を運び、受粉の手伝いをすること。それにより花は咲くことができ、生命が循環している。
仮にその営みを取り去ったとしたら、すべての生態系が崩壊してしまうほど、もっとも根本的、かつ絶対不可欠な役割を担っている。

当のミツバチは、そのことを知らないだろう。
もし、もし全世界のミツバチが「自意識」に目覚め、
「私、生きる目的を知りたくなってきた。仕事なんか放って山で瞑想するわ。
生きる意味が見つかるまでしばらく引きこもるの。使命が見つかれば充実感と情熱に満たされてまた仕事に戻れるから、しばらく仕事はお休みね。」なんてことを言い出したら、花は咲かなくなり、生態系の循環は停止する。

ミツバチは気付いてないかもしれないが、「毎日の仕事を精一杯こなすこと」で、彼らの真の使命が全うされているのだ。

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一日、一日、ただ地道に歩くのみ

ということですねぇ。

上記のミツバチの話はこの本に載ってました。↓

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Last updated 2012/02/25　04:59:37 PM
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