カテゴリ:心身
・音が鳴る・痛みがある・口が開かない・・・この症状があったら病院に行ってみたほうがいいと思います。
・音が鳴るについては、クリック音といいますが、あくびをする時や口を大きく開けたり閉じたりする時に耳の辺り、こめかみにカクッカクッという音がする時。 痛みがなければ大丈夫ですがあまりやりすぎると将来的に顎関節症になる可能性はあります。 なるべく大きな口を開けたり、片側だけでモノを噛んだり大きくて硬いものを噛んだりしないほうがいいと思います。 ・痛みがあるについて。 こめかみやほっぺの奥、耳の前辺りが、口を大きく開けたり、食物を咀嚼したりする時に痛む場合。両側、あるいは片側だけとか関係なく病院へ行ったほうがいいです。 ・口が開かないについて。 口を開けようとすると痛みがある、あくびをするときに激痛が走るなどの症状がある時はかなり重度だと思います。すぐに病院へ行ったほうがいいと思います。 病院は歯科でなく、口腔外科のある病院へ行ったほうがいいと思います。 日常生活の動作やクセなどが原因で身体が歪んでいたり、噛む動作や舌の動きで知らず知らずアゴに負担がかかったりしていることもあります。 原因は一概にいえないので、病院(口腔外科)に行って検査をするといいと思います。 早いうちなら矯正や手術といった、時間やお金、そして自分の身体に負担がかかる方法を避けることができる場合もあります。 ◆◆◆◆◆私の場合 私は若い時はクリック音が鳴るくらいで、痛みもありませんでした。 私は生まれてから虫歯になったことはありません。歯並びも素晴らしくいいです。 だったのですが、いつからか顔が曲がっていることに気付きました。 学生時代にスポーツで腰を痛めたり、腕を痛めたり、腕を骨折したり、脚の靭帯を延ばしギプス生活を送ったりはしましたが、ごく普通に生活をしてきました。 いつだったか横向きに寝ている時に大きなあくびをしてアゴが横にはずれそうになり、あわてて口を閉じたときに違和感を感じた記憶はありますが、一瞬のことで元にもどりました。 しかしいつ頃からか、写真屋さんに証明用の写真を撮ってもらうたびに、「顔をまっすぐこちらに向けて」と何度も言われるようになりました。 自分では真っ直ぐカメラを向いているつもりなのですが、必ず顔をぐいっと直されるのです。 思えばこのときにはもう身体が歪んでいたのだと思います。自分が写っている写真でも右から観た自分と左から観た自分の顔の印象が違っていることに気付くようになりました。 そのうちに仕事や家事で体力的にも精神的にも大変な時期が続き、ストレスを感じる機会も多くなってきました。 心身ともに休まる暇もとれず、ハードな状況の中で歯を食いしばって頑張っていました。 するとだんだん片方のアゴの付け根に痛みが走るようになってきたのです。 あくびのたびに激痛が走り、固いものや大きな塊の食物を噛むたびにアゴに響いてくるようになりました。 だんだんと口が開かなくなり、スプーンやフォークが縦に入らず、1ミリのきゅうりでさえ歯で噛み切ろうとすると激痛に襲われて、モノを食べることが怖くなってしまいました。 こうなると自分ではとめようがないあくびの時はそれこそナイフでアゴを刺されて切り開かれているような痛みで、その痛みに転げ周り、ナミダをこぼすような状態でした。 あくびの後はアゴから首、首から肩まで重い痛みが残ります。頭痛、肩こり、吐き気まで引き起こすようになってしまいました。 仕事が忙しかったこと。家事が忙しかったこと。命に関わるでもないことで自分の身体にお金をかけるなんてという風潮で、なかなか病院に行く機会がなかったのも災いしました。 もっと早く病院に行っていればと思っても後のまつりです。でもようやく口腔外科を予約して行きました。 歯医者自体に行くことがなかった私は親不知も4本ばっちり残っていました。しかもえらく立派で根も大きく深い・・・。 担当の先生はレントゲンを観ていろいろと説明をしてくれました。 歯並びは問題ない。しかし噛みあわせが深く(歯をかみしめて「いーっ」とすると前から下の列の歯が全く見えない)、食いしばりが激しい。左右のガク関節の位置が違う(ずれている)。 直す方法はいろいろあるけれど、私の場合はとりあえずスプリントという装置でアゴの位置をずらしてかみあわせを正常な位置(噛む時に楽な状態になる位置)になるかどうかしばらく試してみようということになりました。 モノが噛めるように口を開けられるようになること、アゴが痛まないようにすることが最優先で目的だったのですが、検査やレントゲンの時に口を開けたりするだけで翌日まで痛みが残り頭痛までしていたのでかなり重症だったのだと思います。 自分の歯にかぶせるような透明なプラスチックでできた装置(スプリント)を食べる時以外はずっとはめる生活を何ヶ月か送りました。 夜寝ている間に歯軋りや食いしばりのクセがある人はこれでかなり症状が改善されることもあるそうです。 一ヵ月ごとに少しずつ歯の位置を変えるようにスプリントも作り直します。 この初診から検査、スプリント作成などの費用はそんなにかかりません。検査は内容にもよりますが、保険も効きますので1万円以内で大丈夫だったような気がします。スプリントも上の列だけだったので一個ン千円台だったと思います。 (詳しい金額も調べればありますが、この段階では微々たるものなので・・・。) このスプリントでアゴの位置をずらすことによって痛みが解消されればよいのですが、この方法はかなりゆっくりなペースなので、私のように激しい痛みや症状がある場合には気休め程度という感じでした。 痛みは相変わらず激しいし、口も開かないのでなんとかしようということになりました。 その方法は2パターン。 ・矯正で治す 先生はこの方法を薦めました。外科的手術をせずにかみ合わせを治すことができるからです。歯並びはいいけれど、親知らずは抜いたほうがいいと先生は力説していました。 親不知があることによって、他の必要な歯に影響を与えてしまうからだそうです。 歯科的には親不知は不必要な歯なんですね~。 親不知は大きくて強いので他の歯を押して歯並びを変えたり、親不知が虫歯になることによって他の歯も虫歯にしてしまうことがあるそうなんですね。 しかしこの矯正という方法は、ものすごい時間とお金がかかるというマイナス点があります。 早くて3~4年(私の場合はけっこうな期間がかかる状態なので早くはないと言われた)、普通で5~6年というのですから尋常ではありません。お金がかかるのももちろんですが、その間、痛みはずっと続くのですから・・・。 でも口腔学的には矯正がいちばん身体に負担が少なくてしかもきれいに治って、痛みも最小限。 そして歯というものは、年を取る前にきちんとしておいた方が後々絶対にいいそうなんですね。 年齢を重ねると、歯もそうですが歯ぐきも衰えるので矯正をしたくてもできなくなってしまうことがあるそうです。 そして入れ歯をする年齢になったときに、入れ歯をしたいと思ってもできなくなることも!その時は矯正よりも何倍もお金のかかる方法(たぶんインプラント?)で歯を作ることになると言っていました。 ま~その頃にはもっと安くていい装置や方法ができていると期待したいです。 ・・・話を戻しますが、その時の私の痛みはもう我慢したくないくらいの痛みと辛さだったので、とにかく早く痛みを取り除き、普通にモノを食べ、あくびをしたいという思いがありました。 そしてもう一つの方法を聞きました。 ・手術をする 私は生まれてから全身麻酔の手術をしたことがありません。ツメを半分はがして縫うときに部分麻酔をしたことはありますが☆ その手術とはアゴの手術のことです。左右が揃っていない私の顎の関節を正常な位置に戻す手術です。 顎の位置がずれているせいでその間違った顎に合わせてその時の歯の並びや噛みあわせができているので、当然手術をしたら歯の並びや噛み合わせも変えなければなりません。 なので手術というのは自動的に矯正もセットで行わなければならないのです。 痛みもお金も時間もかかる方法です。「なんじゃそりゃあ~~~!!!」と優作ばりに心の中で叫んでおりました私。 しかし、しかしですよ!この方法だと、悩み苦しんでいる顎の痛みや諸症状が一番早く解消されるのです。 手術の大変さはあるものの、矯正の期間は矯正だけのそれよりも短くて済むし、手術をするというので手術の為の矯正治療には保険が適用されることになるのです。 この時点では口腔外科に通っていて、口腔外科の先生に診てもらっていましたが、矯正や手術が絡んでくると、矯正の先生や手術の先生などと連携して治療にあたることになり、病院もかけもちで通うことになるのです。 口腔外科だけでなく、矯正歯科のほうでも検査してみて意見を聞いて、どの方法が一番有効かを検討してみることになりました。 今日はこの辺で。 すみません。チェックなしでとりあえずUPします☆
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年07月23日 01時17分33秒
コメント(0) | コメントを書く |