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二代目館長日記

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2021.08.21
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カテゴリ:自由研究のタネ


 ​前々回の記事の写真、もう一度登場しました。前々回は単に抜け殻の存在に目を
とめた記事でした。

 セミの幼虫が成虫になる変化、なんですが、脱いた子どもの時の服が残されてい
たよ、ということで、それなら「脱皮」でよいとも思われましたが、とくに「羽化」
という言葉も頭に浮かびました。両者にどんな違いがあるのか、ふと気になったも
ので、このことを考えてみました。
 調べてみると、昆虫が成長過程で皮を脱ぐことは、それぞれの種にもよって回数
が異なるようですが、数回あるそうです(セミの場合、地中での回数は知られてい
ないみたい)。すなわち脱皮です。
 幼虫の段階から成虫になる、すなわち大人の羽(翅)を獲得する脱皮を、とくに
羽化というそうです。
 セミの抜け殻は、セミの羽化があったことを示すものでした。



 さて、こちらは今日の博物館回りで見られたもので、シモツケの小枝に、バッタ
の抜け殻がかかっていたものといえました。
 この抜け殻は、まだ小さかったので、おそらく脱皮の際のもとと思われました。

 ともあれ、昆虫が成長していく過程の、お洋服の着替え、おもしろいことだと思
われました。脱皮ないし羽化の話、まだ続きます。





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Last updated  2021.08.21 22:41:59
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