虎子の誇顧 3328_処理水放出, 政府の意図的な誤訳 !!
★忘備忘却録/きょうの過去帳・狂★ ◆ カルカッタで貧しい人々に死に場所を与えた聖女と言う名のマザー・テレサが、アルバニアで生を享ける(1910年)。 ◆ 芥川龍之介脚本の映画『羅生門』が封切り(1950年)。これに合わせて、第1回24時間テレビ 「金はテレビを救う」が放送される(1978年)……両出来事の関係は謎である。 ◆ 芝浦埠頭とお台場の間がデカいつり橋で結ばれる(1993年)。真下をデカい船が通る上に大量の車を捌くことから、勝鬨橋のバージョンアップとはならず。【彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和4年08月26日】原発処理水をめぐる日本政府の「意図的な誤訳」... G7首脳陣は「放出」が「不可欠」とは言っていない=NewsWeek_ Opinion / Tokyo Eye 外国人リレーコラム / 2023年08月24日(木) 西村カリン(ジャーナリスト)福島第一原子力発電所の事故からそろそろ12年半がたつが、いまだにたびたび一面のニュースになる。最近は、汚染水を多核種除去システム(ALPS)で処理した「処理水の海への放出」についての記事が多い(写真は処理水関連施設と作業員)。私は10回ほど同原発で取材したが毎回、ALPS処理水の課題を取り上げた。最近の訪問は7月21日で、処理水の放出設備を視察しながら詳しい説明を受けた。大変興味深く、そのときの情報や海外の専門家の見解を聞くと危険性のある仕組みとは思わない。それでも実際にどう運営されるか分からないので、記者として「安全だ」あるいは「安全でない」とは断言できない。ただ、安心できない国民や漁業組合の意見は無視できないだろう。漁業組合に30~40年にわたってお金を配れば「理解を得られる」と政府が思ったら、大間違いだ。海への放出が科学的に安全で、環境や人間に悪影響がないなら、どう説明すればみんなの納得につながるのか。残念ながら、政府が国民にいくら説明しても通じないと私は思う。東京電力もそうだ。過去に発表した間違った情報などのせいで、政府と東電の信憑性が問われているからだ。国際原子力機関(IAEA)の手を借りて説明することは必要だが、それでは全く足りない。幅広い分野からの、信頼性の高い第三者のチェックが欠かせない。しかも、政府が完全に間違っている点がある。G7の国々を利用して、日本国民の納得を得ようとする試みだ。G7広島サミットの首脳コミュニケ(声明)の英語原文には、処理水についてこうある。「われわれは、多核種除去システム(ALPS)処理水の放出がIAEAの安全基準と国際法に合致して実施され、人体や環境に害を及ぼさないことを確実にするために、IAEAによる独立した審査を支持する。それは福島第一原発の廃炉と福島県の復興にとって不可欠だ」日本政府はこれを日本語の仮訳でこう書いた。「我々は、同発電所の廃炉及び福島の復興に不可欠である多核種除去システム(ALPS)処理水の放出が、IAEA安全基準及び国際法に整合的に実施され、人体や環境にいかなる害も及ぼさないことを確保するためのIAEAによる独立したレビューを支持する」原文では、G7の国々の首脳は「処理水の放出」が「不可欠」と言っていないし、賛同していない。特にドイツは、むしろ反対の立場だ。私が取材した4月のG7気候・エネルギー・環境大臣会合の記者会見で、ドイツのシュテフィ・レムケ環境相は「放出を歓迎することはできない」とはっきり言った。つまり「同発電所の廃炉及び福島の復興に不可欠である多核種除去システム(ALPS)処理水の放出」という言い方には絶対に賛同していない。私は何度も官房長官の記者会見で「なぜ仮訳の誤訳を修正しないのか」と尋ねたが、いつも回答は同じ。「G7広島サミットおよびG7関連閣僚会合の成果文書の正文はあくまで英語であり、仮訳はあくまで参考として作成している。その上で、さまざまな議論の結果取りまとめられた宣言の仮訳については、妥当なものと考えている」「仮訳」は参考のためと言っても、政府が公表した文書であり、公式文書でないとは言えないと、私は官房長官に指摘した。公式文書に明らかな誤訳があるにもかかわらず、「妥当」と強調するような政府に信憑性や信頼性がなくなるのは当然だと思う。多くの日本人はサミットの成果文書を英語ではなく、日本語で読むだろう。それでは政府にだまされることになる。結果的に、処理水の放出をめぐる政府の説明を多くの国民が信じなくても仕方がない。【動画資料】ALPS処理水って何?/みんなで知ろう。考えよう。 https://youtu.be/DeiTjqErAFM 日本から123トンの魚を輸入しているイタリアが報じた 福島のALPS処理水海洋放出について=NewsWeek_ Opinion /イタリア事情斜め読み / 2023年08月24日(木) / ヴィズマーラ恵子(イタリア・ミラノ郊外在住) イタリアは、8月24日(木曜日)に、『福島では放射性水を海に放出を開始した。中国の怒り。IAEA「放射能は限界値以下」』という見出しでテレビ報道各社、イタリア国内の大手新聞社も全社、福島第一原発の処理水を海洋放出開始を報じた。 内容は、IAEA=国際原子力機関が放出計画を「国際的な安全基準に合致している」と結論づけられたあと、日本政府は発表通り、福島原子力発電所のタンクにある12年間保管されていた放射性処理水の海洋放出を現地日本時間8月24日13時(イタリア時間6時)に始めたというもので、その詳細についてや、日本の近隣諸外国である中国と韓国の反応も紹介している。 原子力発電所の敷地内に配備されている1,000基以上のタンクには、現在、約134万トンの処理水が蓄えられており、早ければ2024年にはその最大容量に達すると予測されている。そのため、発電所の運営者である東京電力(東京電力)は、日本の安全基準で許容される限度を尊重して液体を海水で希釈し、その後、現場から1kmに位置する海底トンネルを通じて放出を開始する予定である。今後、この計画は少なくとも30年間続く予定であり、議論が分かれていると、イタリアでは説明されている。「ALPS処理水」についてはの表記・表現は新聞社によって様々で、"東京電力福島第一原子力発電所の「処理水(l' acqua trattata)」の太平洋への放出が始まった。"と書いている記事と、"日本は原子力発電所からの「汚染水(l'acqua reflua contaminata)」の海洋放出を開始した。"と書いている記事があった。 共同通信や日本の某新聞社の記事をそのままイタリア語に翻訳しているANSA.itやそれを意訳して紹介したイタリア人記者のコラム記事には、「海は人類のものである。日本は、海洋放出が安全で海洋環境や人間の健康に無害であること、尚且つ、モニタリング計画が有効かつ効果的であることを実証する必要がある。日本の強制汚染水海洋放出開始は、世界公共の利益を無視した極めて利己的で無責任な行為であり、将来の世代に傷跡を残す危険性がある。」と厳しく批判している記事も散見された。【動画資料】 多核種除去設備(ALPS)の浄化のしくみ https://youtu.be/V0FbGdx5_s0古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・ クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・