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カテゴリ:珈琲の事典
焙煎 の歴史
コーヒー豆を炒る事がおこなわれるようになったのは、13世紀以降の事といわれているが、 1662年にロンドンで初めて作り方が出版された。 「コーヒーの実はどこの薬種商ででも、1ポンド当たり3シリング(約150円)で買えます。お好みの 量を昔からプデイングパンかフライパンに入れ、炭火の上で完全に黒くなるまで攪拌します。 そして完全に黒くなった時その一粒を歯で割ってみますと、外側に同様に内側も黒くなっています。 だが炒り過ぎますと、飲み物を作る唯一の物質である油が失われます。 更に炒り続けますと、コーヒーとはならず、ただ苦いものになってしまします。このようにして 炒った豆を砕き、蕗にかけるとできあがりです。 このような炒り方は19世紀の中頃まで、余り変化もせず続いたが、その間に需要は絶えず大きくなって いた。 そして、このよな方法で需要を充たす事ができなくなったため、上手に炒るとか、均一 炒るとか、ということよりも大焙煎機が研究された。この結果が、1843年のギリーズコーヒー社(ニューヨーク市) による「馬力焙煎機」はコーヒー豆を入れた円筒を、炭火や薪の上で、文字通り馬の力によって、 ゆっくりと回転させるもので、焙煎程度は臭いと、コーヒーから出る煙の量で判断するという ごく原始的なものであった。 1846年、ボストン市のJ.Wケイターは「引き出し式」焙煎機を発明して特許を得た。 これは炉から横にと突出ている軸に沿って、コーヒー豆を入れたり出したりする際に、円筒を 引き出すもので、燃料としては石炭が使用された。 この焙煎機が一般に使われるようになったのは1860年頃であります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.09.02 18:57:25
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