amazing baby

娘の通う学校のPTAの活動日は
土曜日と決められている。
ある週刊誌の
「共働き家庭にやさしい私立校」特集でも
紹介されたことがある。

行政との仕事が多い私にとっても
保護者会も参観日も土曜日というのは
確かに助かる。

で、今日はお役目の日だった。

土曜日といえども、娘たちも授業がある。
PTAの会合は午前中が多いので、
子どもと待ち合わせをして
一緒に帰りがてらランチを計画してみた。

折しも、「特別授業の日」ということで、
普段なら12時半までの授業が
今日だけ短いらしい。

「お母さんたち、学食で作業しているから、
　終わったら学食に来てね」
初めはいやがっていた娘も、
夫にも促されて、渋々頷いた。

今年のお役目は広報。
同じページを担当する委員3名で、
レイアウト。
印刷会社の担当さんに、
どのように指定すればよいのか
一応お伺いを立ててみると、
細かい指定は全く要求されず、
「こんな感じで」とイメージさえ伝えればよい
と言われる。

もともと何でもシステマチックになっていて、
個人の負担は驚くほど少ない仕組み。
さらに細かい指定はいらないと聞いて、
ありがたい、というか、気が抜けるというか。

実にラフなレイアウト図を描き、
原稿の並び順のみ番号で符合させていく。

ほとんど終わりに近づいた頃、
「おかあさん」
娘がやって来た。

もうちょっと待っててね。

気がつくと、大半の委員さんがすでに帰ったあと。
印刷会社の担当さんにこちらの意図を伝え、
担当ページの入稿作業が終わると
順次帰ってよし、ということらしい。

いやあ、本当に気兼ねなく、
やれるところだけやればいいんだなあ。

中学時代までのわが活動と比べると、
ほんと、楽なシステムになってるわ。
こういうところにも、“伝統”を感じる
っていうのも変？
（いや、いいと思うな）

入学式の日に娘と一緒に入った
駅前のイタリアン・リストランテで昼食をとり、
家に直行する。

親と一緒なら、原宿でも新宿でも
どこでも途中下車して
ウインドーショッピングぐらいは出来るんだけれど、
バーゲンシーズンは誘惑が多いから
遠慮してしまった。

夜、同じクラスの委員さんから電話。
2月のある土曜日に予定されていた
学年懇談会の詳細が決まったとのこと。

午前中は委員会で、ランチは反省会、
午後は保護者会で、夜は学年懇談会。

おおっ、半日学校にいるってこと？

「遠いところまで行くのだし、
　電車賃もバカにならないんだから、
　逆に有り難いんじゃない？　」
母に言われて、確かにそうだなあと思ってしまう。

一日丸ごとPTA、か。

中学時代にも
そんな日が一回だけあったよね。

高校生になって、学校との距離などで
少し遠ざかっていた感じのするPTAだけれど、
短期集中ってことになるのかな。