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テーマ:映画館で観た映画(8409)
カテゴリ:映画・TV
「妖怪大戦争」ではありません。もっと古い映画です。
傘お化け、ろくろ首、一つ目小僧、こなき爺、のっぺらぼう・・・ あらゆる妖怪大集合です! 寺社奉行と結託し、大儲けを企む但馬屋が目をつけたのが、古びた神社と長屋のある土地。 但馬屋のならず者が長屋に乗り込んで、今日明日にでも解体作業を始めると言う。 騒動の中で住民が殺されたり、但馬屋はやりたい放題です。 そんな時、寺社奉行と地元の名士を招いての晩餐会を催した但馬屋は、変わった趣向とばかり、噺家を呼んで百物語を開催します。 百物語とは、怖い話を1つするごとに部屋のろうそくを消していき、最後のろうそくを吹き消した時に本当に妖怪が現れるというもの。そのため、終わった後はかならずお祓いの儀式をしなければなりませんが、但馬屋はその儀式を断ってしまう。 そのため、会に参加した名士たちは帰り際ちょうちんお化けに襲われます。 そして、当の但馬屋や寺社奉行までも・・・。 こうして長屋の取り壊しを免れて住民達には平和が戻り、妖怪たちは悪者どもの遺体を運んで意気揚揚と引き揚げる・・・。 という話なんですが、よく考えてみると但馬屋や寺社奉行は悪いやつだから妖怪に成敗されたわけじゃないんですね。 むしろ、こうなったのはお祓いを怠ったからであり、善人の住人達と但馬屋との諍いは実は何の関係もないのです。 そのへんが妖怪らしくていいですねぇ。 日本の伝統的な妖怪がたっぷり出てくるこの映画、フランス人の反応は大きく二分していました。 すなわち、かなり気に入った人、苦笑する人。 怖い妖怪は出てこないし少々(いやかなり)作り物丸出しなので、怖さは微塵も感じませんが、私には文句なしに楽しかったです。 独断と偏見の評価:★★★☆☆ ![]() クリックよろしくお願いします! → ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Sep 16, 2005 03:41:58 AM
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