ボンジュール･ド･パリ

｢バタフライ・エフェクト｣に通じるものがあって、なかなかいい作品でした。

ジャンルが｢スリラー｣となっているので観ようかなと思っただけで、正直言って期待度ゼロでした。
ストーリーも、キャッチフレーズの｢私は２７歳のときに一度死んだ｣ってことだけ。

期待がなかったのだから、期待を裏切られたという言い方はおかしいですが、予想に反して見応えありました。

主人公のジャック２７歳の時に一度死んだというのは１９９１年。戦場のイラクで、助けた子供に頭を撃たれてしまうのです。
そこで一度死んでしまいますが、その後すぐ蘇生します。
奇跡的に助かった彼は治療を終えた１年後に退院。

ヒッチハイクで男に車に乗せてもらいますが、そこに警官がやってきて・・・。

そして裁判。
彼は何も思い出せませんが、そのときあの警官が死んだとのこと。

彼には自己責任能力なしと見なされて精神病院へ収容され、特殊な治療を受ける・・・。

これはほんの前置きです。
本当のストーリーはこれから。

まあ作り的にあやしい部分もありますが、深く考えずに素直にストーリーに沿っていけばいいかと思います。

｢スリラー｣というよりファンタスティックな映画です。


主演は｢戦場のピアニスト｣でアカデミー主演男優賞を獲ったエイドリアン・ブロディ。私はこの作品は観てないんですが、役柄がぴったりだったそうですね。今回の映画もぴったりだったような気がします。

その他、キーラ・ナイトレイも出ています。
｢パイレーツ・オブ・カリビアン｣から注目してるんですが、あの｢穴｣（2001年/イギリス）にも出てたんですね。


独断と偏見の評価：★★★★☆

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