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カテゴリ:フランス・フランス人
まだ日本にいた頃、私の住む県がフランスとの研修交換制度に参加する人を募集しているという記事をたまたま見つけました。
研修期間は1年。 フランス語は会社員になってから始めたので留学したことがなかったし、いつか行ってみたいなとは思うものの、会社を辞めてまで留学するというお金も勇気もなかったので、こういう機会でうまく行けばラッキーとばかり、さっそく応募しました。 応募には「フランスでどういうことを学びたいか」を文章にして提出する必要があります。 これは行政レベルでの研修なので、フランス語を学びたいとかお菓子を勉強したいは不可。 あれこれ迷って考えついたのが、「フランスのゴミのリサイクル状況」 北欧やお隣のドイツでは家庭で十何種類にも分別するとか。フランスも同じだろうと勢い込んだわけですが・・・。 一応、第一次書類選考は通過して、いよいよ第二次審査。 フランス人の面接官と提出した文について話をするというもの。 まずは「なぜこのテーマを選んだか」という質問。 「日本はまだまだリサイクル関係では遅れをとっているようなので、ヨーロッパの状況を視察したい」みたいなことを話しました。 面接官はなぜか苦笑気味。 コメントはただ一言、「これ、とってもよく書けているんだけどね・・・」 で、全然違う話になって面接終了。 当然ながらこの選考会には落ちてしまいましたが、それから縁あって本当にパリに来ることになりました。 そしてその時、あの時に提出した文がいかにマズかったか初めてわかったのです。 リサイクルなんて存在しない・・・。 そしてその後2年くらい経って、一応分別ゴミの制度ができました。 ![]() 左から、カートンやプラスチック、布製のものなど用。アイロンなど小型の家電もOK。 真中はガラス用。 右が一般ゴミ用。 ガラス用はうちのアパルトマンのように必ずしも各建物にあるわけではありません。 ない場合は近くのガラス専用のコンテナーボックスに捨てるよう推奨されています。 最初の頃は新聞と生ゴミを一緒に捨てることにとても抵抗があったので、この制度ができてからちょっと気が楽になりました。 でも・・・。 カートンやプラスチック用の黄色いフタのゴミ回収は週に1度だけ。 皆ペットボトルをたくさん捨てるので2~3日ですぐにいっぱいになってしまいます(ペットボトルを潰している人なんて見たことありません)。 あふれてゴミ箱のフタが半分開いた状態になってもまだ捨てる。 ところが・・・不思議なことに回収日がまだなのに、ある日突然その黄色いフタのゴミが減るんです。 ずっと変だなと思っていたら、どうやらあふれた分は誰かが一般ゴミ用のゴミ箱に移し変えちゃうようなのです。 会社に来る掃除の人も、私レベルではせっかく新聞+ペットボトルをその他のゴミと分けているのに、結局全部同じゴミ袋にまとめてしまています。 これじゃ何のためのリサイクルなんでしょうね・・・。 なんだかとっても気になるのですが。 クリックよろしくお願いします! → ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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