これは・・・呪いなんでしょうか?
フランスに来てからどうも映画館で一種の呪いを感じてしまいます。映画館で座る席に関してはとっても運が悪いのです。まず前の席に座る人に問題あり。前にカップルが来たとすると、どういうわけか男の方が私の前に座ります。背があまり高くない人ならいいんですが、なぜか背の高い人が多い。男2人連れが前の席に来たときも、わざわざ私の前に背の高いほうが座ります。画面からずっと上の方に階段状に伸びている観客席なら前の列はすでに私より1段低いので、前の人の背がよほど高くない限り邪魔になりませんが、床が平らで前の人の背の高さがもろ後ろに影響するような古いタイプの映画館だとたまりません。こういうこともありました:やはりカップルが私の前に座ったとき。その時は珍しく女性の方が私の前に座りラッキーと思っていたところ、男性の方がトイレに立ちました。そして、その人が帰ってくると・・・。なんと女性が席をずれたのです。そして私の前にその男性が座ることに。もう絶句でした。これは一度ならず何度か経験済み。また、前の列はたくさん席が開いているのに、なぜかわざわざ前の席に座られたことも・・・(泣)。ちなみに後ろの席もきっと背が高い人が多いのでしょう。映画鑑賞中によく椅子の背を蹴られます。足を組み変えしてるときかなんかだと思いますが。それでもたまにほどほどの背の人が前に座ってくれることもあり、ホッとします。ただ、背の高さだけが問題でもないんですね・・・。ある時、前に座った人は背の高さは問題なし。ただしスキンヘッドでした。上映前は何の問題もなかったのですが、部屋が暗くなった途端、目の前に発光体が・・・。映像って部屋の後ろから画面に向かって投射しますよね。あの光の一部が前の人の頭に反射したのでした。先日前に座った人。この人もやはり背はそれほど高くないのですが、アラン・スーションみたいな人でした。(アラン・スーション)頭の嵩がちょっと高すぎ。こういう人って画面が髪の毛で微妙に隠れるので、見えたり見えなかったりのこの微妙さが鬱陶しくて、特に字幕の場合は困ります。隣にうるさい人が来るというのも私の得意技。お菓子やポップコーンをごそごそ食べる音もうるさいですが、私の隣に座る人にはなにやらブツブツ独り言を言う人が多いです。一番印象的なのはアキバ系だった人。やはり私の隣に座りました。「ライフ・オブ・デヴィッド・ゲイル」の予告が流れた時には、ナレーターと同時に同じシリアスな口調で「THE LIFE OF DAVID GALE」と一人で言っては喜んでみたり、何かの宣伝で車がバーンと柱にぶつかったシーンでは、「あいたっ」最悪だったのは映画が始まってから。映画の中でも子供同士のケンカで殴り合ってるのを見て、「あいたたたた・・・」とかなんとかいちいち映画に相槌のようなものを入れたりするんです。もう気になってきになって・・・。でもこれくらいならまだよかったのです。その映画はある1シーンから始まって、その後過去に遡り、また冒頭のその1シーンに戻ってくるという展開だったのですが、そんな展開とは誰も最初に予想できません。そして過去の話から最初の1シーンにつながっていく大事なシーンで、その人が突然「あー、わかった!これで最初のシーンにつながるんだ!」と言ったのです。なんでも口に出しちゃうんでしょうね、この人・・・。でもできるなら大事なところでは黙っていてほしかった。私には一気にネタバレです(涙)。その日はその後もう一本観たのですが、そいつもまだ映画館をうろうろしていて・・・。また同じ映画を観るんじゃないか、隣に座られるんじゃないかってヒヤヒヤしました。とにかくいつもこんな感じなので、映画館では映画が始まる直前まで誰が前に座るか、誰が横に座るか私は必要以上に緊張でピリピリしています。これは呪い?それとも宿命なんでしょうか?クリックよろしくお願いします!→ も開館中!