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カテゴリ:栄養
健康な成人(もちろん人間)にとって、のぞましいPFC比とその根拠について。
参考資料は「臨床栄養」誌。2004.12 P842-843 (「厚生労働省 日本人の食事摂取基準 2005年版」の引用、要約。) (2)F比 (脂質のエネルギー比率)の策定のための主な根拠 下限値 ・極端な低脂肪食は脂溶性ビタミンの吸収を悪くする。また、食品中の脂質含有量とタンパク質含有量は正相関のために、十分なタンパク質の摂取が難しくなる可能性がある。 ・脂質は1gあたり9kcalとエネルギー密度が高いので、摂取量が少ないとエネルギー不足になりやすい。 ・必須脂肪酸(体内では合成できず、食品から摂取しなければならない脂肪酸)の必要量がわかっていて、そこから計算し(計算内容が煩雑なので割愛)、端数を処理するとF比20%が目標量の下限とされた。 上限値 ・高脂肪食は総コレステロール値の上昇、LDLコレステロール(いわゆる悪玉)値の上昇、中性脂肪の上昇、体重の増加と関係が深いが、F比30%までゲラストこれらの減少が認められた。(注:おそらくこれは欧米での調査結果で、F比40%とか45%の食生活をしていた人が30%に減少させたら、上記のような結果になったのだと思います。) ・日本人が平均的にどれくらい脂肪を摂取しているのか、F比はどれくらいなのか国民栄養調査の結果を踏まえて、30歳以上の(男女とも)F比の目標量(上限)は25%とされた。 ・乳児、幼児、児童、高齢者、妊婦、授乳婦は別(でも面倒なので割愛)。 少なすぎれば栄養失調、多すぎればメタボリックシンドローム、って事ですかね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年04月06日 18時06分15秒
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