カテゴリ:コラム・ミニ知識等
県で発行した記録誌で取りまとめた13の分野46の教訓のうち,今回は避難体制に係る教訓を一つ紹介したいと思います。
【教訓】 「津波襲来のおそれがある場合、過去の経験や想定にとらわれず『一刻も早く高台へ逃げる』ことを徹底することが極めて重要である」 東日本大震災では,津波により多くの命が失われました。 国土交通省が実施した調査によると,津波が来ないと思った理由について, 「沿岸部から離れている」 「今までの経験から来ないと思った」 「ハザードマップで浸水が想定されていない」 「過去の大津波警報発表時も来なかった」 と回答した方が多くいらっしゃいました。 また,避難した場合でも, 「第一波が襲来したあと自宅等に戻り津波の被害にあった」 「指定避難場所へ避難したが大津波であったため被災した」という方もいらっしゃいました。 災害は一つとして同じものはないため,命を守るために常に最善の行動をとる必要があります。特に津波からの避難については,一刻も早く高台へ逃げることが極めて重要です。 震災発生の日を前に,改めてこの教訓の意味を振り返り,二度と同じ被害が生じないよう,過去の災害から学び,正しく備えていただきたいと思います。 ○東日本大震災 宮城の記録(県危機対策課HPへのリンク) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年03月10日 09時34分44秒
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