森信三一日一語 9月20日
人間の書く物の中で、読まれることの一
番確かなのは「手紙」である。それ故で
きたら複写機で控えをとっておくことは、
書物を書くのと比べて幾層倍も対峙なこ
とといえよう。
<小註> 昭和四十一年森先生門下の俊傑徳永康
起先生に、複写用箋を利用しその控えを取るよう
懇願せられたのが、「複写ハガキ」の始まりと
なり、その道の元祖となりました。
森信三一日一語 [ 森信三 ]
●人生二度なし [ 森信三 ]
人生二度なし [ 森信三 ]
人は何のために生きるかー
95歳で逝った不世出の哲人が、
人生を真剣に模索する人のために説く人生講話。
●森信三訓言集 [ 森信三 ]
森信三訓言集 [ 森信三 ]
『修身教授録』の著者による
幻の語録いまここに甦る。
森はその生涯から「人生二度なし」の真理を根本信条とし、
「全一学」という学問を提唱した。「全一学」とは、
・東西の世界観の切点を希求するもの
・宇宙間に遍満する絶対的全一生命の自証の学
・世界観と人生観との統一の学
など12項目以上の定義にもとづくもので、
要約すると「宇宙の哲理と人間の生き方を探求する学問」となる。
森はこれらの思想をもとに全国各地で
講演を行なうとともに自ら実践を重ね、
日本民族再生に大きく働きかけた。
森の理論は実践から生まれた具体的なものが主で、
「立腰」論はその最たる例の一つである。
「立腰」論とは「腰を立てる」の意で、
森はこれを「人間に性根を入れる極秘伝」としている。