人生とは‥
会うは別れのはじまり
生まれるは死の始まり
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会うは別れのはじまりについて、
その由来は、『法華経』という説があります。
『法華経』の
会者定離(えしゃじょうり)です。
露と落ち 露と消えにし 我が身かな 浪速のことは 夢のまた夢
露のようにこの世に生まれ落ち、
そして露のようにはかなく消えていってしまった
この身であることよ。
大阪城で過ごした栄華の日々は、
夢の中の夢のようにはかないものだった。
誠に人の晩年は
一生の総決算期で、
その人の真価の定まる時である。
※安岡正篤一日一言6 11月23日 晩 年 より
活きた時間は朝だけ、換言すれば、
本当の朝をもたなければ一日無意義だということだ。
朝を活かすことから人生は始まる。
※安岡正篤一日一言6 7月2日 朝こそすべて より
つまらぬ小説や愚論に類するものはなるべく
読まぬようにすると共に、心が浄化されるような
立派な書を読むべきである。特に朝、それも
一時間とは言わぬ、三十分でよい。
昔の人も枕上(ちんじょう)・馬上・厠上(しじょう)の三上の読書ということを
言っておるが、私は長年必ず厠(かわや)で読むことにしておる。
※安岡正篤一日一言6 10月23日 三上の読書 より
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