安岡正篤一日一言8 4月16日 真剣と浮気
又つねの御すすめに云う。
往生極楽をまめやかに思い入りたる人のけしきは、
世間を一くねりうらみたる色にてつねにあるなり云々。
法然上人の言葉である。真剣と浮気は正反対である。
適切な例を引けば恋愛を考えるがよい。真剣に恋する女は
わが恋人以外の世間の男一般は皆一向につまらない。
一くねり世間の男を白眼視するようでなければ誠の恋でなないのである。
上人のこの語、人の心をぴたりと掴むものがある。
軽薄者の到底及ばぬところと思う。
小児の母を頼むは、またく故を知らずただのもしき心ある也。
名号を信敬せんことかくの如し。
涙ぐまれる言葉ではないか。
*安岡 正篤 おすすめの本(名言集):一日一言
六中観 [正篤 ]
忙中 閑有り。 苦中 楽有り。
死中 活有り。 壺中 天有り。
意中 人有り。 腹中 書有り。
甲寅正月 無以会同人 敬しんで呈す
亀井老契 座右
「私は平生窃(ひそ)かに此の観をなして、
如何なる場合も決して絶望したり、 仕事に負けたり、屈託したり、
精神的空虚に陥らないように心がけている。」と。
安岡 正篤(やすおか まさひろ)
1898年(明治31年)2月13日-1983年(昭和58年)12月13日)
陽明学者・思想家。
安岡には政界だけでなく、財界にも多くの心酔者がおり、
三菱グループ・近鉄グループ・住友グループ・東京電力など
多くの財界人をも指南していたとされる。
終戦時、昭和天皇自身によるラジオ放送の終戦の詔書発表(玉音放送)に加筆し
原稿を完成させたことから皇室からも厚い信頼を受けていた。
数々の伝説を残し、政界・財界・皇室までもが安岡を頼りにしていたことから
「昭和最大の黒幕」と評される。
安岡正篤一日一言 心を養い、生を養う
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安岡 正篤 一日一言@おすすめ本・名言集
人物を修める [ 安岡正篤 ]
・成功とは、情熱を失わずに失敗を重ね続けることである
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