安岡正篤一日一言8 9月12日 苦言は人のため
甘・苦・渋の三味は決して別のものではない。
三味が一つに融け合っていて、甘味の中に苦味・渋味、
苦味・渋味の中に甘味がある。甘味が苦味・渋味にならぬと、
本当の甘味ではない。そのことを茶道のベテランは
皆知っておる。人間も甘いうちは駄目で、
少し苦味が出て来ないと本物ではない。
言葉でも、本当の為になる言葉は
多く苦言であります。
「苦言は人のためになる」と言いますが、
実際その通りでありまして、甘言を愛するようでは
まだまだ出来ておらぬ証拠であります。
*安岡 正篤 おすすめの本(名言集):一日一言
六中観 [正篤 ]
忙中 閑有り。 苦中 楽有り。
死中 活有り。 壺中 天有り。
意中 人有り。 腹中 書有り。
甲寅正月 無以会同人 敬しんで呈す
亀井老契 座右
「私は平生窃(ひそ)かに此の観をなして、
如何なる場合も決して絶望したり、 仕事に負けたり、屈託したり、
精神的空虚に陥らないように心がけている。」と。
安岡 正篤(やすおか まさひろ)
1898年(明治31年)2月13日-1983年(昭和58年)12月13日)
陽明学者・思想家。
安岡には政界だけでなく、財界にも多くの心酔者がおり、
三菱グループ・近鉄グループ・住友グループ・東京電力など
多くの財界人をも指南していたとされる。
終戦時、昭和天皇自身によるラジオ放送の終戦の詔書発表(玉音放送)に加筆し
原稿を完成させたことから皇室からも厚い信頼を受けていた。
数々の伝説を残し、政界・財界・皇室までもが安岡を頼りにしていたことから
「昭和最大の黒幕」と評される。
安岡正篤一日一言 心を養い、生を養う
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人物を修める [ 安岡正篤 ]
・成功とは、情熱を失わずに失敗を重ね続けることである
・面白き事もなき世を面白く すみなすものは心なりけり
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