|
テーマ:ブラジルで観た映画(104)
カテゴリ:カテゴリ未分類
この映画の日本バージョン、大好きでした。→
普通のどこにでもいるサラリーマンのひょんなきっかけで出会えた生きがい。 代わり映えのしない毎日にハリが出て、表情まで明るくなっていく主人公を見ると、こちらまでこじんまりと心躍るような気持ちになれたものでした。 そして、ハッピー・パーソンは 周りまでをも、幸せの風を送り込んでゆく・・・。 プラスムード全開のこの映画、素敵な映画だとしか言いようがありません。 主人公も、周りを取り巻く人々も、皆シンプルな人ばかりで、不器用だったりするけど、一生懸命。口が悪かったり、クセがあっても、ダンスを愛する心は皆純粋。 楽しくって楽しくって仕方がない、打ち込める趣味があることはラッキー、どんな逆境にいても、コンプレックスがあっても、楽しく生きられそうだなあと思ったのでした。 監督: Peter Chelsom 出演: Richard Gere, Jennifer Lopez, Susan Sarandon, Stanley Tucci. 106 min. さて、このアメリカバージョン、日本とほとんど同じ設定、出演キャラもそっくり。 主人公はやっぱりサラリーマン、ダンスの先生はちょっと高齢の小柄な先生、陰のある美人のアシスタント、ハゲのダンス好きな熱い同僚、周りが引くほど迫力のある、太目のダンス愛好家の女性などなど。 前半は日本のオリジナルとそれほど大差もないし、どっちかって言うと、日本の方がコミカルで面白かったかなー、J.Loはなんか暗くて、迫力とか気品とかなくてイマイチ?これなら棒読み草刈サンのほうがずっといい!なんて思ってしまいました。 で、でも、後半は展開がオリジナルとは変わっていて、もっと夫婦愛というか、主人公に大切なものを気づかせるというとこにポイントを置いていて、なかなかすばらしかったです。 主人公が奥さんにダンスを申し込むとこなんて、涙なんかぼろぼろ出ちゃいました。 私ってまだ結構ロマンチスト?なんて、ちょっぴりほっとしたりして・・・。 終わらせ方が なかなかスカッとしていて、勢いよく大満足で見終わることができました。 でも、日本版は 日本ではまずそういう展開は嘘っぽいと言うか、なかなかありえないし白々しいと思うので、あれはあれでよかったのではないかと思いますね。 んで、役者さん。 主役のリチャード・ギア。私は彼の微笑が「嘘」っぽくて 大嫌いなんですが(笑)、タキシード着て奥さんの前に現れるときには、紳士の格好よさと、包み込むような微笑が最高にシーンにマッチしていて、どきどきしました。自分でもびっくり。 それを受ける奥さん役の スーザン・サランドン、彼女が良かった。さすがです。 後半の夫婦愛にテーマをおいているくだりなんか、あまりにも急に詰め込みすぎ?って感じがしないでもなかったけど、彼女が良かったから、話がひき締まったんだとおもいます。 そして、J.Loね・・・。美人でスタイルよくて、ダンスもうまいのですがねえ・・・。 なんかこう、主人公が憧れる、ちょっと手の届かない女性という雰囲気が出てなかったようにかんじました。魅力的じゃあなかったというか。演技力がモノをいう、映画って、恐ろしいものです。 ま、普通の男性が見たら、彼女のスタイルのよさに見とれて、充分魅力的なのかもしれないのですが、ほら、我々としては草刈サンのあの神聖なイメージがありますから・・。 なごませ役の二人、なかなかいい味出してました。日本の竹中直人と渡辺えり子ほどの強烈キャラクターなんているのかと思ったけど、さすがアメリカ。芸達者な俳優がいるものです。 ちょっとテイストは違うけれども、同じぐらい笑わせてくれました! 日本版オリジナルを見た方にもお勧めしたい、楽しいアメリカンバージョンでした! * ダンナは「絶対日本版の方が良かった。二番煎じで、まったく同じでつまらない。竹中直人の凄さには足元にも及ばない。有名どころを入れて、チャチャチャッと作った感じが否めなかった。」といっておりましたです・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|