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先日、市内の中学校の講演会で校長先生が私を紹介する時に
ホリスティック医療についてふれてくれた。あまりない事なので嬉しかった。 ホリスティック医療とは、本当に説明するのが難しいが、西洋医学、東洋医学 や代替医療などをクライアントさんの「生き方」重視で決めて行く医療。 「生き方」「死に方」多様化が進めば色んな選択肢があっていい・・・。 統合医療とは少しニアンスが違うが、これからの医療の根幹になっていくと 思う。「クライアントがコーチングのようにのぞむ所に・・・」 だから、支援や環境問題、食、コミニケーション、医療者側の知識も含め 様々をまず知る必要があるから時代も含め、政治・経済・スポーツ・・・まで 勉強をしていく事になる。 そんな中で今、柏崎未来予想図展、日本、世界未来予想図展、フィリピンそして 来年のタイから子どもたちのメッセージは、皆、自然や人間同士が仲良くしている のが、彼らの未来予想図。 子どもは純粋に感じとっているはず。 私たちの望んだ未来予想図は、今は現実になっている。 だったら、これからは幸せという価値観も違ってくる。 福祉や環境を考えるとき、経済成長と本当の意味での幸せとの関連について 捉え直す必要があるのではないでしょうか。 GDP(国内総生産)に対する概念として、社会の進歩を測る 今後はCSR(企業の社会的責任)にQoL(生活の質)も含めて考えようという 動きなど大切になってきている。 そんな中、ブータンの「GNH」という概念が見直されているが 中々、一度あげた生活の質を下げるのは抵抗があるらしく、良いとわかって いても踏み出せない先進国ばかりだ。 GNHとは、Gross National Happinessのこと。 GNP(国民総生産)ならぬ「国民総幸福度」 このGNHという開発哲学は 国の力や進歩を「生産」ではなく「幸福」で測ろうというこの 「GNH」の考え方は、1976年の第5回非同盟諸国会議の折、ブータンの ワンチュク国王(当時21歳)の「GNHはGNPよりもより大切である」 との発言に端を発しているといわれています。 物質的な豊かさだけでなく、精神的な豊かさも同時に進歩させていくことが大事、 との考えです。 ワンチュク国王は、どのようにしてこのユニークな概念を打ち出されたのでしょうか? 1960年代~70年代初め、ブータンでは先進国の経験やモデルを研究しました。 その結果、「経済発展は南北対立や貧困問題、環境破壊、文化の喪失につながり、 必ずしも幸せにつながるとは限らない」という結論に達したそうです。 そこで、GNP増大政策をとらずに、人々の幸せの増大を求めるGNHという考え を打ち出しました。 「開発はあくまで、国民を中心としておこなわれるべき」――GNHとは、 ブータンの開発哲学であり、開発の最終的な目標なのです。 このGNHという概念のもと、ブータンでは、 1)経済成長と開発、 2)文化遺産の保護と伝統文化の継承・振興、 3)豊かな自然環境の保全と持続可能な利用、 4)よき統治――の4つを柱として開発を進めることになりました。 もともとは、幸福という概念は主観的なものですし、国際的に一律の尺度で 測れるようなものではないため、GNHはあくまでも概念的なものとして考 えられていました。 しかし、GNHという考え方が知られるようになり、 「GNPのように、指標として数値化できないか」という声が高まったこともあって、 1999年にブータン研究センターが設立され、具体的な研究がスタートしています。 現在、まずはあくまでもブータン国内で通用する指標をめざして、幸福という概念 を9つの要素に分けて検討しているそうです。その9つの要素とは、 ◎living standard(基本的な生活) ◎cultural diversity(文化の多様性) ◎emotional well being(感情の豊かさ) ◎health(健康) ◎education(教育) ◎time use(時間の使い方) ◎eco-system(自然環境) ◎community vitality(コミュニティの活力) ◎good governance(良い統治) 人々の情緒がどのくらい豊かか、人々がどのように時間を使っているか、 地域社会はどのくらいイキイキしているか――こういったことは、 GDPにはほとんど影響を与えないでしょう いえ、逆に、GDPの世界で、お金を稼ぐ仕事以外に、 地域社会のために自分の時間を使ったりボランティアで環境を守る 活動をしたりすることは、その本人は満足であってもGDPの足を引っぱる 「不経済」な行動だと見なされてしまうでしょう。 そして、これにスェーデンモデルなども加えて、全体のバランスを考え、 ホリスティックな理論と一緒にしていくことなど、 今、これが自分の中での講義テーマになってくるはず。 ドンドン講演の予定が入ってくるが、幼稚園から小・中・高・高齢者まで 多岐にわたってくるから、日々勉強、そして今日素敵な贈り物が届いた。 原信一追悼集、本当に素敵な方だった、全国スーパーマーケット協会長を始め http://ijin.keieimaster.com/obituary/2008/065.html 海外との学生交流などの社会貢献も始め、大手スーパーマーケットの社長 だが、何時も来る時に、運転手さん付の来るは近く止め、ネクタイを外し 一人の人間として来院した姿が好きだった。 全国スーパーマーケット協会長になり忙しくなり来れなくなって・・・ 昨年5月5日に亡くなった。 大切なメンターの一人。今、原稿を書いている時に届いた意味に意図を持たせたい。 原さんの夢も素敵だった。でも、これは内緒ですね。 市販はされてなく、関係者のみに贈呈されたもの。 未来予想図プロジェクトとも関係がある。 本の中の笑顔がなつかしく、私の講演会にも忙しい中、良く来てくれていた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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