テーマ:たわごと(26616)
カテゴリ:散文・つれづれ
今朝の朝◎新聞に詩人・谷川俊太郎氏のインタビューが掲載されていて
たいへん興味深く読んだ。 その昔、文学青年のたしなみであった詩が 最近ではほとんど読まれなくなり、 社会から消えつつあるのではないかという危惧について 氏は、 漫画もコスプレもポエジーだ とおっしゃっていて まさに目から鱗 ![]() たしかに 少女漫画や、一時話題になったゴスロリのコスプレなどは 氏のおっしゃるように言語化や定義付けがしにくい。 自分自身や大切な相手との言葉にならない感情や雰囲気を 視覚に訴えることで昇華させている。 それらを詩情と結びつける事は比較的易いが 転じて 「スラムダンクにも詩情はあるのではないでしょうか」 とまでもっていくとは! ![]() ![]() さすが天才だ。 センスに脱帽。 「詩」とは本来、 掴みきれない、表現できないものを 言葉を使って現すものだ。 氏は 古池や蛙飛び込む水の音 という芭蕉の句を例に取り 「メッセージは何もないし 意味すらないに等しいけれど、 何かを伝えている。 (中略) そういうものが重要です」 と語る。 そういう、悪く言えば言葉足らずな、 アナログでアナロジーなものが本来の詩であるのに 最近はデジタル言語があふれかえっていて 言葉が肥大化しているとおっしゃる。 本当にそう思う。 皆が余計なことを言いあっていて その余計な事を聞いたり読んだりした人たちが更に余計な事を考えて 内も外も、どこもかしこも 言葉が過剰なのだ。 インターネットで「詩」を公開しているひとたちもたくさんいるけれど そのことについて、谷川氏は 「ネットの問題は 『主観的なことばが詩』という誤解に陥りやすい事ですね。 ブログが単なる自分の心情のハケ口になっているとしたら、 詩の裾野にはなりえないでしょう」 とおっしゃっていて、 溜飲が下がる思いがした。 私の主観に更に自分の主観を上塗りした「詩」を いまだ書き続けていらっしゃるアレンジャーさんに この言葉をそっくりそのままおくりましょう(笑) ![]() (いまだにちょくちょく足跡つけに来るんですよねえ。。。 足跡を見るだけでも、ホント、心底イヤな気分になるのに… わざと時々足跡付けて、私が自然消滅するのを狙っているのでしょうか? 盗作するくらいですから他人の気持ちなんておかまいなしなんでしょうが。。。 なんというか、むなしいです。。。) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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