介護認定
遠く離れて一人で公営団地に住む義母。物取られ妄想が日に日に激しさを増す。ダメもとでもいいから、義母の介護認定を受けることにした。介護認定を受けないことには、今後どうするかを考えるうえでも始まらない。介護認定は、フィジカルに重きを置いて、メンタルは不利だと聞いてはいる。メンタルに関しては、主治医の意見書に頼るしかないのだが。息子である旦那は出張で来れず、私とケアマネージャーさんが立ち会うことになった。係の人が認定を受ける人にいろいろな質問をしたり、動作を要求したりしていく。その後、本人がいない場所で、係の人といろいろなお話をする。本人がいる場所では言えないようなことを係の人に訴えるためだ。物取られ妄想がとにかくひどいので、それをどう扱ってもらえるかだ。その後、ケアマネージャーさんは義母がいつもお世話になっている近所の人と、民生委員の方とお話をする機会を設けてくれた。とにかくいろいろ近所にご迷惑をおかけしているらしい。本人に自覚がないのが問題なのだが、ご近所さんは良い人ばかりで有難かった。中にはヘルパーの資格を持ち、実際にヘルパーとして仕事をしてくれている人が、認知症の人に対してどう扱えばいいのか周りの人に教えてくれているらしい。近所の人も他人事ではないので、非常に親切にその通りに対応してくれているようだ。義母が言っている訳分からんかったことも、近所の人たちの話でようやくつじつまが合った。そういうことだったのか!!ただ、やっぱり認知症とはちょっと違うようだけど、実際のところはどうなの?という話になり、正直に真正認知症ではなく躁うつ病だということを伝えた。「ああ、だからな。」と納得はしてくれたのだが、それはそれでどう対応すればいいのか、ということになった。もともとトラブルメーカーであったらしい。団地の老朽化で棟を移ってから、さらにトラブルメーカーとなったらしいこともいろいろと教えてくれた。私にも分からない。現象は理解していても、どう対応していいのか。普通は関わらないようにするということだが、そうもいかないのが現状。一度主治医とお話をして、教えてくれということになった。問題は、主治医に会いに行ける日がないということ。【送料無料】老人性うつ [ 和田秀樹(心理・教育評論家) ]