|
テーマ:今日の買い物!(873)
カテゴリ:本
センチメンタルな旅・冬の旅 僕が持っている中で一番オススメの写真集です。 新しいデジカメを買ったデザイナーの友達が、 同じ機種で撮られた写真を見て 自分の限界を感じたと言っていました。 その写真はとてもステキな写真で、 モデルさんもステキだし、構図や彩度やコントラストも その手の写真として申し分ありませんでした。 デザインの仕事をしている彼の視点から見ると そうなのかもしれないけど、 デザインとは無縁の僕なんかが見ると、 それはCGの作品としてはステキだけれど、 写真としては何とも思わないのです。 いい写真ってなんだろうって、考えた時、 それはまず、コンテストで賞を取るような事ではありません。 冒頭で書いた写真、商業写真のようなものでも無いはずです。 上手い写真と、いい写真は別であり、 そこに作為的な空間とモデルは写っているものの、 見るものに語りかけてくる人生までは写っていないのです。 これらの写真を10年後にもう一度見た時、 自分に何かを訴えかけてくるかというと、 きっと、なにも感じるものは無いはずです。 結局、凄く身近な人を何気なく撮った写真なんかが 本当は一番いい写真で、 そこに写り込んでいる、「写っていないもの」が 心に語りかけてくるんです。 他人の評価を気にしてオシャレな写真を撮ろうとせず、 素直な気持ちでシャッターを押すところからが いい写真を撮るためのスタートなんだと思います。 雰囲気重視のオシャレ写真全盛の今、 周りに受けるための写真を撮るのに疲れてしまったら、 ぜひセンチメンタルな旅・冬の旅を見てみてください。 写真集を見て涙がこぼれたのは初めての体験でした。 センチメンタルな旅・冬の旅 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
December 6, 2007 04:38:11 PM
コメント(0) | コメントを書く
[本] カテゴリの最新記事
|
|