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加藤浩子の La bella vita(美しき人生)

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July 2, 2006
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5月24日 ホテルチョイスの難しさ

 生まれて初めてのアムステルダムは寒かった。
 これまで、「治安が悪い」というので敬遠していたのだけれど、あまりそういう風も感じられない。街並みもきれいだし。
 けれど参ったのが寒さ。セーターを重ね着し、レインコートのような旅用コートを着てもまだ寒い。去年の今ごろもヨーロッパは寒かった・・・でもまさか今年は、と思っていたのだが。

 ついたホテルがまたモンダイだった。
 最近は、一人のときはだいたいインターネットでホテルを取る。旅行会社に頼むより選択肢は広い、と思うのだが、難点は、周囲の雰囲気までは分からないことだ。街の真ん中といっても、盛り場なのか静かなのか、ネットのうたい文句だけではまず想像できない。
 今回は、ネーデルランド・オペラが最大の目的なので、オペラに近いところをネットで探し、部屋の写真を見てまあいいかな、と思って取ったのだけれど。

 これがなかなかハズレてしまったのです。
 まず場所が悪い。いわゆる盛り場。歌舞伎町の真ん中とはいわないが、それに近いような広場の近く。当然ながら、夜明るいといっても少々柄が悪い。
 もう一つ。部屋はなるほどこぎれいだったが、それ以外の場所との落差が想像以上だったこと。
 フロントは雑居ビルの2階にあったのだが、まずエレベーターがなく、階段はといえば異様にかび臭い。2階のドアを開けると、黴といっしょに鼻についたのが食事の匂い、耳についたのが食器のがちゃがちゃ音。ふと見るとなんとフロントの横がすぐ台所で、ドアが開け放しになっており、一家揃って食事をしているではないか!
 と、台所から、ユル・ブリンナーをげんなりさせたような男性が出てきて、にこりともせずに応対を始めたのである。

 というわけで、ホテルというより盛り場の民宿、のようなシロモノの宿だったのである。朝食も異様にまずく、2日目からはパスして外のパンやに出かけた。改装したばかりの部屋がウリで、それをネットに出していたというわけ。
 これで110ユーロ(15000円くらい?)。ユーロが高くなったせいもあるが、最近は東京のホテルの方がずっとコストパフォーマンスがいい。

 というわけで、便利なインターネットも、細部まではなかなか分かりかねるというお話。ホテル選びは、本当に難しい。





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最終更新日  July 15, 2006 10:24:28 AM


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