カテゴリ:音楽
「タンホイザー」は、ワーグナーのオペラの中でも、比較的とっつきやすい作品ではないでしょうか。官能の愛と純粋な愛の間で迷う詩人の姿に、共感を覚えるひとも少なくないようです。「序曲」や、第二幕の歌合戦の場での「大行進曲」など、わかりやすいメロディも散りばめられていますし、クライマックスの高揚感はさすが!ワーグナーです。
今月、東京二期会が、その「タンホイザー」を上演します。プロダクションは、以前、新国立劇場の「ニーベルングの指環」で大成功を収めた(「トーキョー・リング」と呼ばれました)、キース・ウォーナーの演出。指揮に、ワーグナーを得意とするドイツの名匠、セバスティアン・ヴァイグレという豪華版。ヴァイグレは現在読響の音楽監督で、11月から来日中ですが、この「タンホイザー」は来られなくなった別の指揮者のピンチヒッター。ですが、代わって、かえってよかったかも?という人選です。おまけにオーケストラも手兵の読響で、このコンビ、「第9」をはじめ、先月先々月と共演を重ねて息もぴったりなのです。音楽を聴くだけでも、とても楽しみです。 その「タンホイザー」公演に先立ち、オンラインでレクチャーを行うことになりました。 まず私が作品解説をさせていただき、続いて、メインキャストのお一人(ヴェーヌス役)で、現在、ワーグナーソプラノとしてノリに乗っている池田香織さんをお迎えして、対談(インタビュー)形式で、作品やワーグナーの魅力を語っていただきます。トークにも定評がある池田さん、歌手のお立場からの興味深いお話にご期待ください。 講座の詳細はこちらから。 朝カルオンライン「タンホイザー」講座 二期会「タンホイザー」公演の詳細はこちらです。 二期会「タンホイザー」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
February 3, 2021 09:41:14 AM
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