機内食バトル
また旅に出て、ウィーンにやってきた。 今回はオーストリア航空である。 機内の設備はいまいちだったが(テレビ画面が各シートにないとか)、機内食が珍しくまあまあだったので、許せてしまった。機内のインテリアも明るくてよかったし。 「期待するなんて間違い」と人には言われ続けるが、やっぱり何となく気になってしまうのが機内食。まずまずだと、なんだかちょっと得をした?気分になる。 海外旅行がこんなに一般的になる前は、機内食ってごちそう、のイメージがあった。 今からウン十年前、おばに連れられて初めてハワイに行った時は、もちろんエコノミーだったけれど、血のしたたるステーキが出たような気がする(実はハワイにはそれきり行っていないのだけれど)。 その経験が強烈?だったせいか、まだ機内食=ごちそう、のイメージから抜けきれないのかもしれない(ビンボー症ですね)。 留学、そして帰国後、最近ツアーの仕事を始めてから、年に3ー5回くらいはヨーロッパに行っているが、「これじゃファミレスのランチの方がまし」という機内食ばかりである。「機内食がおいしいと表彰されました」などと航空会社がうたい文句をならべるが、うそばっかり!といいたくなることも。機内食をパスして、1000円でも2000円でも引いてもらって、成田でお寿司でも買って乗ったほうがまし、という感じ。アルコールその他の飲み物はあったほうがいいかもしれないが。 まあ飛行機会社も、過当競争で大変なんだろうけれど。ならばなおさら、そういう選択肢を導入したりするのも手ですよね。 ヨーロッパ内は、かなりそんな風になっているようで、スイス航空などヨーロッパ内は飲み物もすべて有料だった。 日本からヨーロッパは遠距離だから、すべて有料とか、すべてなし、とするのは難しいかもしれない。でも少量のくたびれたパスタや、何の調味料を使ったか不明の細切れ肉料理を出されるより、自分で用意したほうが安心、というものだ。