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第76回エミー賞の発表、先に発表されていた技術部門での受賞も既にあったので、予想はしていたけれど、まさしく・・・
真田広之がプロデューサーも兼ねた「ショーグン」が見事、作品賞等の主要部門も制覇。真田の主演男優賞に加え、監督賞、主演女優賞。技術部門と合わせると18部門受賞の、同賞過去最多受賞となって、まさに天下を取った状態。真田のハリウッドでの孤軍奮闘が、20年の時を経て結実した形だ。 真田の海外での奮闘を応援はしていた。何せ、「ラストサムライ」'03以降は日本の作品には、ほとんど出ておらず、ハリウッドに根を張って勝負するのだという決意の程が感じられた。真田としては、メジャーリーグで活躍後、日本の球界に戻ることはなかった野茂英雄の姿勢に共鳴していたようだ。 悪役ながら、「ラッシュアワー3」’07に出たあたりから、ハリウッドでの真田のポジションが定まってきた印象だ。勿論、本来の強みであるアクションを主体とした作品が中心だが、「ミナマタ」のような作品にも出演。近年の「ブレット・トレイン」や「ジョン・ウィック コンセクエンス」等で、段々といい役どころを得られていて、ポジションは上昇傾向と感じていたところだった。 「将軍」のドラマ前作は、ちゃんとは見ていないけれど、主役はあくまで三浦按針だったし、島田陽子のお風呂サービスとか、まだまだエキゾジャパンを売り物にしている作りの印象だった。今回のリメイク版は、真田扮する将軍こそが主役のようで、しかもセリフは、ほとんど日本語とのことで、本当にハリウッド、アメリカの視聴者の指向も変わったもんだなと驚かされるものがある。 「ショーグン」はディズニーの独占配信なので見る機会を得てないが、この反響なら、いずれはテレビでも放送されるのではないか。これまでは、“小うるさい日本人俳優”程度にしか見られてなかった真田が、プロデューサーのポジションを得て、全精力を注いだ結果が賞という形でもたらされたのだろう。 「ラストサムライ」では渡辺謙の方が脚光を浴び、複雑な思いもあったかも知れない。そもそも、真田の出番はもっと多かったらしいが、アクションの見事さに、自分が霞んでしまうことを恐れたトム・クルーズが真田のシーンをカットさせたとかいう話。そうでなければ、あの作品で脚光を浴びていたのは、真田の方だったかも知れない。 その意味では、まさに20年目のリヴェンジ。今やジャッキー・チェンの跡目を継いで?体を張っているトムと、再度のガチンコ対決があってもよいのではないか。師の千葉真一も草葉の陰から喜んでいる、或いは嫉妬してるかも知れないな。真田の海外での一層の活躍を今後も期待したい。おめでとう! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年09月24日 23時18分43秒
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