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カテゴリ:沖縄
月いち位でNHK沖縄ローカルで放送される「沖縄の歌と踊り」。首里城焼失からそろそろ1年ということで、“首里城を歌う”が放送。これ、1月に放送されたらしいけど未見だった。そうか、首里城消失1年、もっと前のことだったような気も。
なかなかレアな印象の曲がいくつか。最初は宮良長包だが、石垣島出身の宮良が首里城の歌というのは意外な気もするけど、その位、宮良は汎沖縄的な存在だったのだろう。“首里古城”は、1941年の記録映画「海の民 沖縄島物語」で流れた。そこで歌っていたのは、沖縄県立第二高等女子学校合唱部。そこの生徒は、沖縄戦では白梅学徒隊として従軍させられた。そのためもあってか、どこか悲劇の雰囲気が漂う曲。番組ではソプラノ歌手の平山留美子という人が歌った。 首里城近くにはハンタン山というのがあったそうだ。しかし、森は沖縄戦で焼かれ、砲弾で地形も変わってしまった。その、在りし日のハンタン山を偲ぶのが、知名定繁の”ハンタン山の枯れ赤木”。作詞の川平朝申は朝清の兄だ。これを定繁の孫・知名定人が歌う。ふと、その父の定男の姿を久しく見ていないことが気になる。 “首里の一人旅”なる歌がレアだ。「沖縄の新しい歌」の番組で披露されたそうだが、カラオケビデオのような映像は、曲そのものも“女ひとり”を意識しているのはありあり。尤も、映像の女性はウチナージラーだと思うけど。作詞と歌の東恩納盛雄という人は、本職の歌手ではなくホテルマンだったとか。 首里城は、戦後、正殿が再現される前に、まず守礼之門が再現された。それを祝して歌われたらしい曲の1曲が、ずばり“首里城”。乙女椿という女性トリオは、民謡ベースの人ではないっぽい。客から花束をもらう公開収録らしい映像。合間に映される画像は、山田實、菅谷茂らによる結構貴重なもの。 そして、1992年、ついに復元された首里城正殿。当時は、やはり盛大なセレモニーが行われ、普久原恒勇による“首里城賛歌”というオリジナル曲も作られた。これ、再度、首里城が復元された際には、披露されるべき曲だろう。今は、この曲を聞くのは少し虚しさがあるけど・・・ さて、自分は次なる首里城がお目見えする、その時まで沖縄にいられるかどうか。見てみたいような、そうでもないような・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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「首里の一人旅」を唄っている東恩納です。
たまたま見つけたのですが、NHK沖縄の特別番組が、詳細に紹介されており嬉しく思います。 今年開催の「第7回世界のウチナーンチュ大会」のテーマソングは、歌詞を担当しています。 唄っているのはgreen note coasterです。 無料でダウンロードできるので、ぜひお聴きください♪ (2022年04月21日 13時56分22秒)
コメントをもらうことが滅多に無いので気付くのが遅れてすみません。本文は少々失礼な書き方をしているかも知れませんが、すみません、ご容赦ください。
聞かせてもらいました。ホテル経営の傍ら創作活動も行われていて素晴らしいです。世界のウチナーンチュ大会で、曲が色々な場所で聞けるようになるのも楽しみですね。お声がけありがとうございました。 (2022年04月25日 21時30分30秒) |
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