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カテゴリ:沖縄
首里の汀良町十五夜獅子舞、昨年は一般非公開というか近隣住民のみの公開で行われたそうだが、今年は普通に開催されるはずだ。先日の赤田みるくウンケーもそうだったけど、コロナ以降、いや、以前からかも知れないけど、首里のこういう伝統行事や祭りは、敢えて、あまり広く告知をしない傾向があるように感じる。今回も、中秋が17日だから、その前の14日開催かと踏んでいたのだけど、21日に行われるらしいとのこと。
前回行ったのは2019年で5年ぶり、尤もコロナで中止が続いていたわけで。その2019年は結構混雑していたために、あまり見物しないで早めに帰ってしまったので、本格見物復帰は実質6年ぶりということになる。首里について、まず、会場となる汀良町自治ふれあい館に寄ってみるが、しっかり会場設営準備が行われている、うん、やりますね。 まずは、まちまーいをやっているはずで、そのために早めに来たのだけど、どこをどう回っているのか検討もつかない。旗頭やエイサーみたいに音でわかるわけじゃないからね。考えてみれば、会場の設営をやっているところで聞いておけばよかったのだけど、暑いかと思うと雨も降ったりするので、先週に続いて、かふう食堂で昼食(とんかつやきめし!)を食べただけで、一度部屋に戻る。ゆいレールの電車賃が・・・ 夕方、再び、石嶺まで来て、まずは運動。そこから儀保まで歩いてバーガーシュリで、例によってダブルチーズバーガーとフライドポテトを買って、ようやく汀良町へ。ふれあい自治館、そこそこの人でだけど、例年ほどではなく、場所もまあ確保できる。舞台に近いブルーシートに座って陣取る。勿論、近くで缶ビール買ってきたけど、酒類やつまみも売られている。 来る途中で通ったそば屋の主人が司会を務める。まずは基本の演目である大廻りから始まる。以後は、子ども獅子舞と大人?の獅子舞が交互に展開、その合間に舞踊も披露される。 途中で間を繋ぐために登場した、先先代の青年部長の解説が興味深かった。汀良の獅子は、顎を引いた状態が常態で、そのため目線が少し下に向いていると。獅子は芭蕉で作られていて、これは沖縄の獅子の中でも、かなり高級で、しかも七色。制作にお金がかかっているのは、やはり、王朝のあった首里ならではだけど、その分、維持やメンテも大変だそうだ。 沖縄の獅子は、バクバクと、かなりアクロバティックな動きをする印象だけど、ダンダンと舞台を踏み締めて暴れ、ぐっと立ち上がって不動のドヤ顔を披露した後、自分の尾を追い回すようにぐるぐる回り、終いには舞台袖の鉦を叩く伴奏者に食ってかかっていく。更には飛び跳ねたり転がったり動作が激しく、演じる側も相当に汗だくだろう。子ども獅子舞は5分程度の演技時間か。 ハイライトは、やはり、鞠喰い。紐で繋がれた鞠を、咥えて拾い上げたり、それを飛ばしたり。子どもと大人でそれぞれ披露される。最後は、いきりたつ獅子を宥めるように確保されて袖に引っ込んでいく。 途中、時折、雨がぱらついたけど大事には至らず。いつも20時位になると家族連れが帰っていって空くのだけど、この日は、みな最後まで見守っていた感じ。僕も、会場で泡盛を一杯買って(200円)、更に近くで見物。トリの鞠喰いは10分くらいの熱演で、伝統芸能の粋を大いに堪能させてもらった。閉会の挨拶に立った青年会長は、最後まで息が弾んでいた。とにかく、演舞の後継者を大いに募集ということのよう。 この小じんまりした会場の雰囲気もよく、やっぱり、いいまつりだった。満月ではなかったけど、風も吹いて涼しく、雨もさして気にならなかった。見にきておいてよかったね。ビール2本と泡盛の程よい酔いで首里を後にした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年09月24日 22時18分49秒
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