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カテゴリ:小学生の勉強
今日は、スタッフの人と「頭がいいハズなのに、学校の成績がかんばしくない生徒さん」について、色々と話をする。
日々、色々な生徒さんに接するが、明らかに能力が高いなぁ、と感じる生徒さんがいる。 受け答えもはっきりしているし、機転もきく。言ったこともすぐ理解し、基礎をよく教えれば、応用まですぐ解けるようになる。 と、ここまで書けば、成績上位者に見られる傾向そのままであるが、残念ながら、成績はかんばしくない。 能力はあるのに、なぜ、学校での成績に生かせないのか。 彼らに共通して言えるのは、「努力が足りない」という点である。 いかんせん、他の生徒さんより、「ぱっと」理解するのが早い。きっと学校でも、授業を聞いているだけで大体理解してしまうのだろう。 本人にも多少、そのあたりの自覚があるようで、「自分はやる気さえあれば、いつでも出来るようになる」と思っているふしがある。 そして、他の生徒さんが2時間かかる内容のことを、1時間程度でさっさと終わらせて、自分の好きなこと(TVゲームであったり)をやりはじめる。 お家の人も、普段の話している内容や言葉から、「この子はバカじゃない」とは感じているのだが、成績からするとちょっとどうなの、といったスコアであるため、「この子はやれば出来るのに」と思いつつ、ズルズルときてしまっている。 勉強は長期戦である。 何かのきっかけで「努力しなくても、自分はそこそこ出来る」と過信してしまったが最後、坂道を転げ落ちるように成績は急降下。 能力が高いので、浮上することはできるのだが、このタイプの生徒さんがよく口にする 「勉強だけ出来てもしょうがない。」 「東大でても、これからは安泰じゃないんだから。」 を逃げにして、そのときだけ「楽しい」と感じることに日々を費やしている。 「ウサギとカメ」ではないが、大学入学程度の勉強内容は、「努力」で必ず出来るようになる範囲である。 こうして、日々、コツコツと努力を積み重ねてきた生徒さんに、あっという間に成績を抜かれ、益々、「勉強だけ出来ても・・・」という状況を自分で作っていく。 成績上位者は、「努力」を惜しまない。 宿題を出しても、出した以上を自主的に解いてくる。 上記の生徒さんが、宿題すらやらない、というのとは雲泥の差である。 なぜ、こうなるのだろう、とずっと考えていたのだが、彼らは学校から帰ってきて、家で勉強する習慣がほとんどないことが、一つ原因としてあるようだ。 これは小学校の時に、短い時間でもいいから、学校から帰ってきて、まずは机に座って勉強する、ということをしていないことが要因のようである。 小学校のときに「勉強習慣」がついていない生徒さんは、中学校でさらに部活で忙しくなれば、ますます「勉強習慣」を定着するのが、困難になってくる。 「やりさえすれば出来るのに」だと、ずっとそのまま「やらないから出来ない」で学校生活が終わる。 是非、小学校の時に「勉強する習慣」をきちんとつけるように気をつけてください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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