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カテゴリ:「お勉強」のこと
京都で痛ましい事件が起こりました。
ご遺族の心中を察すると、本当に胸の塞がれる思いがします。 心よりご冥福をお祈り申し上げます。 お家の方から連絡や相談を受けていたにも関わらず、どうしてこの事件を防げなかったのか。残念でなりません。 「人気があった先生だった」 とありますが、「女性に言われてうれしかったことば」と書かれた先生が作ったプリントをみると、管理する側からすれば「ちょっとおかしいのでは」と思わなかったのだろうか、と思います。 この塾は「自社で講師を募集していた」にも関わらず、採用の段階ではねることが出来なかった。 自社で講師を募集・採用しないところも最近は増えているので、もしそういった講師であった場合どうなるのか。 「大学側は個人情報をたてに教えてくれない」としても、合法的に調べる方法はいくらでもありますし、現に私はそうやって調べています。 今の生徒さんは割りとはっきり物事を言うので、プライドの高い学生は講師には向いていません。 ただ、講師希望者には「教えてやるんだ」的な態度の人が多いのも事実です。 家庭教師を個人契約される方もいらっしゃると思いますので、お子さんを守る上で、私が採用の際にチェックしていることをお伝えしておきます。 ・実際に授業をしてもらって、押さえつける教え方をしていないかどうか (生徒さん側の意見を全くきかないで、一方的に教えていないか) お子さんは最初の授業のときは、緊張感もあって質問しないかもしれませんが、お子さんが「嫌だ」と言ったらお家の方からみて好印象でもやめておくことが大切です。 解りにくいことを解りやすく説明できることも大切ですが、こういったピンポイントの行動ではなく、授業のスタイルとして「押さえつける(こう、と決めたらこう)」ような教え方をしていないかどうかがポイントです。 塾に通っていても(特に個別)、家庭教師センターを通していても、上記のようなポイントを判断基準にしてみてください。 お子さんに「わかりやすかった?」と塾の感想を聞くのではなく、「どういった感じで授業をしたの?」と聞くといいかと思います。 塾が講師採用に気をつけているところは残念ながらほとんどありません。 採用を気をつけてもそれは経費を圧迫するので利益につながらない、と考えているからです。 おざなりの「学力テスト」ととりあえずの「面接」をしているところが多い、というのが現実を踏まえた上で、塾を選ぶ際にはよくお考えになることがこれから大切だと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/12/12 09:03:03 PM
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