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カテゴリ:エッセイ
ブルブルブル。
問題作成にいそしんでいるときに携帯が鳴る。時刻をみると22時過ぎ。 誰だ!こんな時間に電話してくるの! こんな時間に電話してくるということは、講師の 「すみません、今日〇〇君の指導だったんですが・・・」 というあまりよろしくない内容の電話か! 携帯に表示されている番号を見てみると 「81」ではじまる番号だった。 なーんだ、国際電話か。 ん?国際電話? 誰! 電話に出てみると、いきなり 「あのさぁ、『アユール・ヴェーダ』の化粧品なんてどこにも売ってなんだけど・・・」 と言われる。 友人のK君からであった。丁度、1週間前に 「インドに海外出張に行く」 という話しを聞いたので、 じゃぁ、化粧品! とお願いしたのだが。 え、なんで。売ってるってば。 「いや、売ってないんだって。」 え、おかしいなぁ。本場なんだから売っているハズなんだけど。 「デーリーなら売ってるかもしれないけど。」 じゃぁ、デーリーで買ってきてよ。 忙しいので、早く用件を済ませたい。 「いや、デーリーはかなり遠くて。」 インドのどこ? 「デカン高原のとこ。」 デカン高原? あぁ、下の方か。 デカン高原って実際にみたことないんだよね。写メ取って送って!写メ!写メ! 「いや、写メとかはいいんだけど、化粧品売ってない。」 え~!じゃぁ、なんかコンビニとかで珍しいものを買ってきてよ。 「コンビニなんかないよ!(怒)」 コンビニがない?あれ? 前にインド人のSEの人と話しをしたときに、スタバとかあるって言ってたよ。だからコンビニもあるんじゃん?! 「だから、デーリーならあるかもしれないんだけどさぁ、こっちは君が考えているようなところじゃないんだって。」 えー!じゃぁ、何があるの? 「像の置物とか。」 像? 像は実家の玄関にもう既に鎮座してるんだよね。 像はいいです。じゃぁ、お香とかは? 「お香はあるけど・・・ あのさぁ、シンガポール経由で帰るから、シンガポール空港で買った方がいい気がするんだよね。」 えー!なんか『これぞ、インド!』っていうものの方がいいんだけど。 「・・・サイババの写真とかは売ってる。」 う~ん、サイババか。 他には? 「他? ん~。。。じゃぁ、もうちょっと探してみるよ。」 どうやらK君は私を説得するために、電話をしてきたようであったが、結局、もう一度探すはめとなってしまった。 インドのお土産って、やっぱり『像』しかないのか?! まぁいいや、K君のセンスにかけるとしよう! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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