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カテゴリ:「お勉強」のこと
IB(国際バカロレア資格)の勉強をしている生徒さんがいる。
大学入学資格のために勉強しているので、DPのレベル。 最初、問題を見るまで、正直なめていた(すみません)。 数学のハイレベルを選択しているのだが、日本では教えないレベルが一部含まれている(理系の大学1年でやっている内容)。 しかも、「log」と「ln」を区別して教えている(日本の高校課程では、全てlog)。 解き方のアプローチも日本と違ったりしているので、最初は把握するのが大変だった。 文章題も、 「1日あたりこの工場で作られる製品は1時間あたり○○個です。これにかかるコストは△△$です。製品を作らないときも費用が発生し、それは○△$です。△■の利益を出すには、最低一日何個生産する必要がありますか。」 と、かなり経済に関する文章題を出してくる。 しかも、この問題の場合、ランニングコストとイニシャルコストをわけて出しているのがすごい。 数学でこういう文章題を当たり前に出してくるから、もうここから「お金」に関する差が開いてくるのか、といつも思う。 ちなみに小学生の算数のアメリカの教科書は、 「あなたは遊園地のオーナーです。晴れの日の入場者数は○○人、曇りの日の入場者数は△△人、雨の日の入場者数は□□人というのが、今までの入場者数の平均で分かっています。来週一週間の天気予報は次の表の通りです。来週一週間の入場者数を求めなさい。」 という感じの問題。 学年が上がると、これが「一週間の入場料収入は?」になる。 問題が実学に近いんだね。 私も普段の演習プリントをこういう問題にしようかな。 でも、テストには出ないなぁ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008/09/19 07:57:24 PM
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