なつかしい　あのころ

　ヨーロッパではストライキの影響で大変でした。

　11/29(木)にBillundからCopenhagen行きのフライトは前日の便変更手続きはちゃんと出来ていたようで、問題なく搭乗でき一安心。ただ国内線のためTaminal3は市内へのアクセスがない。外に出るとTaxi乗り場と眼前に広がるのは駐車場。ターミナル間循環バスはあるが、歩いてみようと気楽に考えTaminal2まで歩き出した。屋内なら歩行にそれほど負担は感じないが、屋外で1km以上徒歩はキツかった。（普段車での生活なので歩いて見ようと思ったのが間違いであった。）
なんとかTaminal2に辿り着き、明日Romeに行くために搭乗カンターをチェックし、Copenhagen中央駅に行く。

　宿泊先のホテルは地図通り徒歩3分ぐらいの所にありチェックイン。
空腹を感じ市内を散策しながら、パブ風レストランで食事をした。
帰りがけに7時半過ぎに空港に行くには何時に乗れば良いのかを駅で確認。
念のため時刻表を確保して宿に戻る。このホテルでは大きめのバスタブ付きの
部屋なので、ゆっくりと湯に浸かる。

　朝５時頃目覚めた。目覚めた時とても嫌な予感と不安がした。
朝食はしようと思っていたのだが、それどころではないと感じて６時半に宿を出て
空港に向かう。空港には７時について早速運行案内モニターを確認すると僕が乗る
予定のRome行きはキャンセル表示。何回みてもその便だけがキャンセル。
　こりゃ困ったな。ドイツならまだしもデンマークじゃ英語が使えない僕では無理だろう
と思った。とは云えなんとかしなければならないのでインフォメーションに行き、
「この便はキャンセル表示になっているがどうしたら良いのかな？」
「えっ、キャンセル？ちょっと待って！」と係の女性はモニターで確認する。
確かにキャンセルになってますね。SASのカウンターはどこそこにあるからそこへ行って
手続きして下さい。となり、SASのカウンターに行きました。
　SASの係員がイケメンでかっこ良いのだが大問題。ドイツ語はほとんど出来ないとのこと。
ならばこちらはドイツ語で大げさに訴え、彼は英語での返答が始まった。

　一応このキャンセル問題は飛行機会社側に非がある訳で応対は丁寧。
キャンセルになった理由はイタリアでのストライキであることが判明。

　出かけに一番仲の悪いお友達の女性に「今、フランスで大きなストが展開されている
から大丈夫？イタリアにも飛び火する可能性があるから大変かもね。」
と言われていたのが的中！　
　
　そうは云ってもなんとか今日中にRomeには行きたい。
係の人も取り敢えず真剣に端末モニターと格闘しているようであった。
なにしろCopenhagenからRome行は一便しかないので弱い。
　格闘15分「なんとかなりました。ここを9:55に出発してOsloに行って下さい。
そしてトランジットでOsloからRome行きがありますから大丈夫です。」
モニターを僕に見せながら説明してくれたが、何回見てもOslo発Rome行は
8:45発になっている。「航路は分かったが、この便はすでに出発しているではないか？」
と質問。「大丈夫ですこの飛行機は本日出発が変更になり12:00頃の出発ですから。
とにかくこの方法しかないなら仕方ありません。変更用紙を握りしめて搭乗カンターへ
行き、今度は大渋滞。しかし早く空港に来たのでまだ2時間くらいの余裕があり
まいったな～と思いながらも気持ちの余裕があるから大丈夫。
　でもね～、手続きの際荷物はRomeに直接行きますが、あなたは、Osloで
Bordingcardを取得して下さいねと云われた。これはおかしいなと思い、訳を
聞くと、本来はトランジットできない時間帯（通常ならすでに飛び立っている便だから）
だから今発券できないとのこと。

「大丈夫なの？」　
　
「大丈夫です。」


この言葉を信じるしかありません。


Osloには約一時間で到着し、トランジット通路へ途中係員に搭乗券をもっていないが
どうしたら良いのか尋ねると、この予約予定表があるから大丈夫です。と云われるが
なんか不安。搭乗ゲートまで辿り着き、カウンターで尋ねるともう少ししてからやりますから
お待ち下さい。まっ、取り敢えずはRomeには行けそうになって来たので一安心。

　でもね、飛行機に搭乗してから飛び立つまでに一時間も待たされたのは初めてでした。
隣に座った女性が美人で胸がとっても大きな人でしかも彼女も僕と同じように変更しての
搭乗だったのでお互い笑い話。

　Romeでの約束がなければと一瞬思いましたけど....ﾊ ﾊﾊ ﾊはっは。


　さてと今日は9:55に到着予定の大学院生と会い、バチカン市国から市内見物をしようかと思います。


　彼も本当は昨日の夕刻到着予定（パリから列車）でしが、同じくストの影響で夜行列車で来るとの
話です。


朝、11時過ぎにTermini駅のプラットホームで静かに入線してき来たパリ発夜行列車、
予定より一時間延着。停車後、不安と気怠さが入り交じった表情の若き美女が降車し
、お互いゆっくり歩みより視線が合うと安堵感が広がりハグ。
（もとえ、若き青年）あ～これが彼女だったら正に感動の一瞬だったのに。

　まっ、気を取り直して一旦ホテルに荷物を置き、バチカン市国美術館の見学から
スタート。