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ちゃと屋の本棚

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2009年01月14日
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カテゴリ:☆本の感想
辻村深月さんの凍りのくじらkujira.gif読みました涙ぽろり

   

【内容情報】(「BOOK」データベースより)
藤子・F・不二雄を「先生」と呼び、その作品を愛する父が失踪して5年。高校生の理帆子は、夏の図書館で「写真を撮らせてほしい」と言う一人の青年に出会う。戸惑いつつも、他とは違う内面を見せていく理帆子。そして同じ頃に始まった不思議な警告。皆が愛する素敵な“道具”が私たちを照らすとき―。


もう、後半3分の1くらいは涙が出ちゃって外で読むのに苦労しました涙ぽろり

高校生の理帆子は「スコシ・フシギ」の略がSFだという藤子先生を真似して
他人の個性を「Sukoshi・ナントカ」と表す遊びをこっそりしていた
自分の個性は「Sukoshi・不在」
何処にいても自分はちょっと浮いてる、そこに存在していないから。

主人公の理帆子がすごく自分の高校生時代に似ていて、ビックリびっくり
私も「Sukoshi・不在」だったから
今でも自分の居場所をちゃんと見つけられてないかもしれないし
誰といてもちょっと浮いてて、一歩ひいた目で見てて・・・・
なので、すごく物語りに引き込まれました

それぞれの章がドラえもんに出てくる道具名になっていました
「どこでもドア」から始って「四次元ポケット」で終わります
中には「ムードもりあげ楽団」とか知らないのもありました

理帆子が元カレの若尾に嫌がらせを受けたりして、最期には「Sukoshi・不在」から抜け出すんだけど
この若尾がホントサイテーの男怒ってる
でも、こんな男があちこちにいそうな気がするのがコワイショック

自分の居場所ってどこにあるの?人との繋がりってどうして必要なの?
そんな理帆子のギモンもわかるし、それを探している理帆子を知らず知らずに応援してた
トモダチの存在、母親の存在、自分の周りの人たちの大切さを次第にわかっていく理帆子
そんな理帆子と自分を重ねて読んでた

最終章「四次元ポケット」の理帆子の叫び
自分自身に向けて必死に叫ぶその言葉が
今でも「Sukoshi・不在」のままかもしれない私にもよく響いた号泣

以前読んだ「冷たい校舎の時は止まる」よりも、こっちの方が好きかも。

ジェイの「時光機ヘッドホン聞きながら、読んでました
ドラえもんつながりうっしっし


とにかく「ドラえもん」が読みたくなりました
でも45巻はスペース的に揃えられないな、、、、

 


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Last updated  2009年01月14日 06時54分14秒
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