昨日のドグーンV 第12話
『妖怪 最終貝 登場』~後篇~仲間が次々に倒され次はドジちゃんの番とばかりの大ピンチ、救ったのはドグちゃんが助っ人として呼んだマグちゃんでした。かつてドグちゃんと共に最終貝を封印したというだけあって、貝マンをあっさりと撃破。今までの妖怪ハンターの中で一番ワイルドというか、むしろ妖怪側に近いというか(笑)そして最終貝がいよいよ閉じられそうと言う大ピンチに翔太はオヤジが貝柱になったいきさつや、ドジちゃんに家庭のぬくもりを味わわせるように頼まれていたという事を知らされます。翔太は今までのドジちゃんのやってきた事は全て嘘であり、演技でしかなかった事に対してやけを起こしてしまいます。最初は頼まれたからであっても、一緒にいるうちに本当に一緒にいられる事を嬉しく思っていたというドジちゃんの気持は通じません。そういった翔太の心に呼応するかのように、最終貝から黒い煙が翔太を包むと、翔太は貝マンになってしまいます。そして、ドジちゃん、ドグちゃん、マグちゃんと戦います。ドジちゃん達は苦戦し、ドグちゃんがドッキングするように言いますが、ドロちゃんたち4人はすでに・・・というところで、4人の姿が現れます。想いだけは残っていたという事で、ドジちゃんが変化、いつもの赤ではなく銀に変わります。そして、4人と一体化しドキドキウェーブで翔太を元の姿に。しかし、最終貝の力は強まり地球はピンチ、オヤジも限界と言う所で翔太が貝柱になります。すると、ドジちゃんがドジしたふりをして貝柱を交代、ドグちゃん、マグちゃんもそれに続き、シャシャ爺が持ってきたシャコーズの土偶ビキニを使い最終貝を地球に影響を及ぼさない宇宙の果てに飛ばすことに。ドジちゃんと翔太の涙の別れへ。そして、半年後翔太はオヤジの手伝いをし、スペインで最終貝の手掛かりになりそうなものを調べに行く予定と。最終回、別れが待っているというのはお決まりの事ですが、なかなか良かったですね。宇宙のどこかで繋がっているという形にするのも良かったですし。作品全体としましては、作り手がどういう形でやるのか迷いがあったというか、ドグちゃんとの違いをどうするのかをはっきりさせていなかったのか、やりきれなかったのか、もったいない部分はあるにはせよ楽しませてもらいました。ドジちゃん以外のメンバーの扱いをもう少しなんとかするには、1クールではやっぱり足りないのかなって。話をじっくりと作ろうとすると全員の見せ場を作れないですし、話よりもお祭り的な作りにするというほどには針は振りきれていなかったかなって。誰がいらなかったとかではなく、5人編成ではなく3人編成くらいの方が1クールでやるには収まりは良かったかなと。もしくは、2クールやるとか。もったいない部分はあるにせよ、こういう作品は作り続ける伝統は残しておいてほしいなって。