カテゴリ:イギリス看護
イギリスでナースになって、はや6年。 1年間の産休を挟みましたが、それでもイギリスのPlastic Surgeryを5年以上経験したことになります。 最初の2,3年は本当に何をやっているのか自分でも把握が難しいことが多く、特にシステムをよく知らない外国人ナースとしてはかなりもがきました。 一番厄介なのが、寝たきりになったご老人の受け入れ先を探すこと。 日本では考えられないほど、複雑で時間がかかります。 受け入れ先が見つからないまま、逝かせてしまった方も何人かいらっしゃって、心が痛みます。たいていの場合、寝たきりになると受け入れ先はナーシングホームになりますが、そこにはもちろん入所者の方がおられて満室、要するにどなたかが昇天されるのを待つ期間、病院がその患者さんを請け負うことになるので大変です。 特に、うちの病棟はADLに問題があまりない患者さんを対象としたスタッフィングなんで、そういう人が数人いると、病棟が回らなくなってしまうんです。 まあ、前置きが長くなりましたが... 6年経った今は、病棟の責任も任されるようになり、Wound Managementも自信をもってできるようになってきました。 こちらの病院では、自分の専門を見つけると、10年単位で居つく人がほとんどです。周りを見ると、Plasticsにそうやってかなりの年月を費やしている人が多く、ここにきて、自分はこのままここに落ち着きたいのか、それとも新たな分野に挑戦するのか、自問自答するようになりました。 もうひとつには、Lisaの年齢が4歳に達し、9月からの義務教育を控えて生活自体が落ち着き自分自身のキャリアに目が向くようになったということもあります。 そして、1月からクリスチャンとしての人生のスタートを切ったことも助け、予てから興味の対象にあった集中治療に挑戦したいと思うようになり、今年に入ってすぐ、毎夜ITU関連の自己学習を始めました(カナダのICUで働く親友Cちゃんによい刺激を受けました!Cちゃんありがとう!)。 勉強を始めて1ヶ月でなんとITUに欠員が出、その後、トントン拍子にアプライ、インタビューと突き進み、先日晴れてオファーをいただきました! インタビューではかなり専門的な知識を口頭試問され、ドモリまくりでかなり凹んで帰ってきたんですが、、、、よっぽど他のアプリカントが悪かったんでしょうか...(としか考えられない...) とりあえず、そんなわけでトラバーユです。 今までと比べると生活は一転しますが、12時間勤務になるので、週休4日と嬉しいおまけつきです。 また、新しい顔ぶれと一から仕事を覚えるのかと思うと本当にチャレンジですが、一歩一歩自分の可能性を信じて頑張ろうと思います! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.05.08 08:43:43
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