ラットルズである。ご存知の方もいるとは思うが、世界中のコメディに莫大な影響を与えたモンティパイソンのエリック・アイドルが企画したビートルズのパロディバンドで、アメリカNBCで「サタデイナイト・ライヴ」のスペシャルとして制作された物は当時日本でも放映されたよね。邦題はラットルズがやって来た『オール・ユー・ニード・イズ・キャッシュ」(四人もアイドル)。元々はエリックアイドルと元ボンゾ・ドック・バンドの奇才ニール・イネスによって作られた音楽番組の1企画に過ぎなかったもので、それも後にRUTLAND WEEKEND TELEVISION/ERIC IDLE AND NEIL INNESというLPにて発売されている。アルバムの中のThe Rutles in "Rutles For Sale" がそれ。で、この企画が膨らみまくってスペシャル番組にまで発展したんだね。このTV番組のサウンドトラックとしてアルバムTHE RUTLESが発売されていたんだが、後年CD化された際にジャケットも上のに変更されて収録楽曲も大幅に増量!LPに入りきらなかった歌がうれしいことに聞けるようになったって訳だ。全ての楽曲を作り上げたニール・イネスのセンスも驚愕ものだが、このアルバムのサウンドの要としてもう一人の重要人物を挙げとかないと。画面ではダーク役を演ずるエリックだが実際の歌声はアノ「オリー・ハルセル」なんだよね。当時輸入盤を買った時にびっくりしたなぁ。たしかに今聴くとIt's Looking Good等曲中に何気に聞き取れるトテツモナイ技量のギタープレイの数々、彼無しでは出し得ない音だ。ニールとオリーの繋がりはTVモンティパイソンやニールの1stソロ「How Sweet To Be An Idiot」あたりからで、このアルバムもシンプルなサウンドながらオリーのとんでもない技の数々が飛び出してくるLP。表題曲のHow Sweet To Be An Idiot(凄いタイトル笑)が10年ほど前だったか某有名グループのWhateverと言う曲に盗用されたとか一時話題にもなったね(この曲、モンティパイソンの舞台中継映画「ライブ・アット・ハリウッドボウル」でもニールが弾き語りで演奏していた)。
ちなみにラトルズではなく何故ラットルズとオイラが書いているのかというと日本語吹き替えでは「ラットルズ」だからだ!過去ビデオ、LD、そして近年はDVDとソフト化も行われているのだけど、全部字幕スーパー。これだけはちょいと残念な所。DVDなんだから吹き替え版も入れておいてくれればいいのにねぇ。高校の頃にジョン・レノンの海賊版LPを買ったらデモ版の「チーズ&オニオン」が入っていたんだが、これがラットルズの歌だと判明するにはTVの放映まで解らなかった。ほんとジョンそのものの歌に聞こえたからねぇ。オリーは生前、ケヴィンときた時に見た。ニールは、、、残念ながら見逃しちまった。一生の不覚。。。又来ないかな。等取り止めも無く書いていたら睡眠時間じゃ!あすも5時おきである。おやすみなされい!いや、おやすみなさぃぃぃ。