発売が80年なので厳密にはテーマから外れるが、79年からレコーディングしていると言う事で(汗)。
UKやブラフォードで日本でも飛躍的に存在を知られるようになったアラン・ホールズワース。だが、その後は自主制作IOUまで派手な話題も出なくなった。輸入盤コーナーの新譜で見かける物といえば「割とジャズ寄りなアルバムに参加しました」てな内容が多く、アラン自身もお金に困窮しミルク代にギターを売ったり、リペア屋で修理に勤しんだりと日本のファンをやきもきさせまくりましたな。フレッド・フリスのコンサート前に女性ファン達が「次はもうアランしかいないよねぇ」とか会話していたが、当時は日本で見る事が出きる日が来るとは思えなかった。IOU前後のインタビューで「5万でいいから日本に呼んで」と答えていた時、当時の付き合いのあった会場に本当に呼べるかどうか本気で考えちゃったり。
このアルバムはそんなやきもきファン達に送られたアランとゴードンの美しいデュオ。特にアランに至っては久しぶりに歌を披露までしている(歌となるとテンペストやイギンボトムあたりまで溯るのかな?)。
貴方がLPをお持ちならアランの持っているのが自転車のチラシの様なものだと言う事もわかるだろう(笑)。CDだと書体が違うしね。
Gordon Beck: Piano & Fender Electric Piano
Allan Holdsworth: Acoustic & Electric Guitars, Vocals
何だかんだ言っといてアランの初来日を五反田で友人たちと見たのだが、次の2度目の時はローンと仕事に挟まれて行けなかったのだった。見に行った友人たちからは「ゴードン・ベックも来ていたよ」と言われた。うぬう。