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テーマ:懐かしのTV番組(6228)
カテゴリ:石坂浩二さん
はい、今回も石坂浩二さん関連です(笑)
「世にも奇妙な物語~2009 秋の特別編~」''夢の検閲官''に石坂浩二さんはご出演しています。退官間近な、一週間後には夢の検閲官を退官する男を演じています。 簡単なあらすじは、石坂浩二さん演じる夢の検閲官が、最近小学生の息子を亡くした女性の安眠を守ろうと奮闘するというもの。 夢に出る亡くなった息子を思い出すような原因を、アレコレ手を変え品を変え取り除く様は滑稽(苦笑) 石坂浩二さん演じる夢の検閲官、他の検閲官がバタバタと慌てふためく姿はどこか可笑しい。 しかし、どうしても亡くなった息子が出てきて、石坂浩二さん演じる夢の検閲官は追い返すんだけど・・・。 安眠を守るには、女性の悲しみの元である亡くなった息子と夢の中で会わせられない。何よりも「安眠法全書」に自殺した子供は一定期間(6ヶ月)会わせられないとなっていて、夢の検閲官として規則は破れない。 ネタバレですが、結局、息子は夢の中で女性と会えるんですけどね。 そこまでのくだりがいい。 息子は女性に愛されていないのに何故夢に呼ぶのか、と言う。そんなことはないと、石坂浩二さん演じる夢の検閲官はこれまでのことを話すのが堪らない。 女性が息子と初めて会ったのは夢の中、そうしたのは自分。そうなったのは女性が息子を愛していたからこそ。 女性と赤ちゃんの時の息子が夢の中で初めて会ったシーンは僅か。その後も続く夢での彼らの関わりは、ほとんど、石坂浩二さんの台詞によって語られます。 女性がどんな思いだったか・・・石坂浩二さんの台詞と表情で。 動きもなく椅子に座り、息子に語る。 時に淡々と、時に熱く、時に温かく。 ストーリー全体としては、ありがちなもの。目新しいものではなく、正直言って面白味に欠けます。 が、この話を観て、氷子さんは泣いてしまいました。 長い間、女性の安眠に関わってきた石坂浩二さん演じる夢の検閲官。息子を突然亡くした悲しみから立ち直って欲しいと願う。願っても、自分が出来るのは夢の中だけ。 ストーリーの中でのこと、自殺を図ろうとした女性の姿を見守るしかなく、見ていた画面に助けられないけれど思わず手を伸ばす彼の姿は痛々しい。 息子に対してどれだけ女性が愛していたかを語りながら、息子と夢の中で会って幸せな女性の姿を思い出す石坂浩二さん演じる夢の検閲官。 彼の最後の検閲官としての仕事の日に安眠法を破り、女性と息子を会わせる。 それによりラストは、息子の、そして眠っている女性の笑顔、石坂浩二さん演じる夢の検閲官の清々しい表情で終わったこの物語。 前述しましたが、物語の重要なシーンを石坂浩二さんの台詞、表情でほぼ語られて話が進んでいきます。 そう、石坂浩二さんが物語の面白さの鍵を握ってるんですね。 石坂浩二さんがもしダメだったら、物語が面白くなくなる。 ありがちな話を石坂浩二さんは、ちゃんと魅せてくれました。しかも、泣かせてくれました。 ぐすぐすと泣きながら氷子さんは、石坂浩二さんってやっぱりスゴい役者さんなんだなあ、って思いましたよ。 偉そうなことを言ってしまいますがね 役者、石坂浩二さんの力、スゴいね。 この話は、今でも観られるのかなあ?レンタルのDVDが出ているけど。 いつも言ってますが(苦笑)興味がわいたら是非観て欲しいですね。話は短いし、目新しさはないけれど、石坂浩二さんという役者の魅力を感じられるのでお勧めです。 当時68歳頃のミドルな石坂浩二さんの魅力を堪能あれ 長い間、芸能界で活躍されている石坂浩二さんだからこその魅力の一端をね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.10.23 17:27:35
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