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2020.09.14
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夢野久作「どろぼう猫」。1922(大正11)年「九州日報」12月初出。おなじみ青空朗読でおよそ5分。短かっ!屋敷の中で飼われている猫と庭で番犬をしている犬と主人に泥棒と誤解されるお手伝いさんの話。これは子供が読む、親が読んで聞かせるもの、なのかなぁ。猫が赤犬に挨拶する場面で「オヤ赤太郎さん。だんだん地べたがつめたくなりましたね」と肉球の感触話になるのがなるほどガッテンとめっちゃ感心。猫が泥棒する場面では「猫は今しも戸棚の中から大きな牛肉の一きれを引きずり出そうとして夢中になっている処でした。」とおよそ百年前の冷蔵庫のない暮らしを実感(氷の冷気で冷やす冷蔵庫はあったのかな?)。こういうのが本筋じゃない楽しみっす。




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最終更新日  2020.09.14 16:39:51



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