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カテゴリ:おでかけ日記
↑難しそうなタイトルですが、これは、私がきのう行ってきた某芸術系大学の公開講座のタイトルです(◎-◎;)
『人は何を手がかりに目的地を目指すか 都市空間の認知と経路探索行動』 というのが、本当のタイトルで、どうやら、【方向音痴】を調べる学問(?)に携わってる先生の社会人向けの公開講座です。 あっ、もちろん、方向音痴を調べた後は、 それに基づいてより良い都市計画(標識とかランドマークとか研究して)をしてくれる、立派な研究なんだと思います♪ ところで、私は、目的地の方向は間違えないんだけど、 全然知らない土地に行ったりしたら、途端に東西南北の感覚がわからなくなってしまう方で、 道を聞いて地元の人に「ほら、あの角から北西に行くとね、南の方向に○○があるから、そこから北に向かって~」などといわれようものなら、 『この人、方位磁針??』『うえーん、頼むから右左で言って~』とまるで、ちんぷんかんぷん。 福岡だったら、北は海でデッドアウトって知ってるから判断つきやすいけど、その他の地だったら、全然わからん!!o(´^`)o さらに同じような建物がたくさんあると、曲がり損なったりして。 こういう情けない人って他にたくさんいるんだろうか?と思って受講してみたという次第です。 ところで、経路探索行動って、英語でいうとWay Finding。 『道探し♪』みたいな感覚で、わかりやすい(^○^) どうして日本語の研究専門用語って、こんなヤマト言葉になっちゃうんでしょうね♪ なにか、研究や思考に対する国民性みたいなものを感じられて、こんなしょーもないところでも笑えてしまいました(^○^) さて、きのうの講座で面白かったポイントは、実際最後に白紙を渡されて、福岡市の地図を書きなさいという課題が出たのだけれど、 男性は、わりとすんなり書けたのに対して、主婦層は、自分の住んでる地区の地図はやけに詳しいんだけど、めったに行かない(だろう)地区に関しては、全然書けなかった(イメージすらも出来なかった)ところ。 男性は、高速や主要道路を先に書いて、地下鉄や電車の路線を書き込んでたところに対して、 女性の多くは、何もなくいきなりランドマーク(キャナルシティとか、福岡タワーとか)の記入という感じで、見ててとても感慨深いものがありました。 男女の特性がもちろんある、とはいうものの、その後スライドで見せてもらった、 同じアメリカなどの都市における黒人系住民と白人系住民の、自分が住んでいる地区から他都市までの地図は、おもしろかった。 私達が書くそれぞれの福岡市内の地図のように、同じものは海の方向だけで、 黒人系住民=方向音痴だといいはる主婦層の地図の感覚 白人系住民=働く男性の感覚に近い地図 のパターンとまったく一緒でした。 これは、性別を超えた、行動から導きだされる【空間認識】の違いなのだな~と、思いました。 黒人の貧困層は、車を持たずに、歩いて行動する住民が多いために、自分の行動半径である、歩いていける範囲にやたら詳しいし、 白人のお金持ち層は、車でフリーウェイをじゃんじゃん走るから、フリーウェイと車で遊びにいける範囲のお友達が住んでる地区の名前まで、詳しく書けるという。 例えば、私は、福岡市内は、車や電車、地下鉄で行動しているので、女性だけど、一般に言う外に出歩かない主婦の方よりも、空間認識の手段になる主要道路、高速、線路の認識がある。 男性は、お仕事でほうぼう車や路線をつかったり、家族サービスのために車で遠出したり、 地図を見て行動する機会が多いから、方向感覚が、自分の奥様に比べると、わりにしっかりしてる方が多いということが、外国の統計資料からも導きだされていて、すごく面白かった! つまり、主婦層も車でばんばん遠出している現在、 空間認識の能力にあまり差がなくなりつつあって、都市計画をする時に、統計をとった結果新たに作る標識や、ランドマークは、ムダが少なくなるんだな~と思って、 講師の助教授の先生に『がんばって~!』とエールを送りたくなってしまいました(笑)。 出来ない(と思いこむ)のは、行動したこと(手段)がないからだったんだー! と今日は気付いておしまいです♪ 来週にもう一回行ったら、きのうやった方向音痴テストの結果が戻ってくるようです! かーなり、楽しみ!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Aug 9, 2004 09:23:35 AM
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