|
カテゴリ:お仕事日記
ばかなことを・・・とお思いでしょうが、実は今、依頼を受けて『ひかる教室』なるものを行っております(笑)。
ネーミングそのまんまじゃないかい!とつっこみたくなるこの教室ですが、 実際は、『接客サービス研修』の一環のような教室です。 ことの始まりは、コーチングの依頼を受けている飲食店がリニューアルして、 私も実際に店舗に入り、見本となるように従事していたところ、店長、およびフロアー担当の従業員から 「ひかるさん、接客がものすごく楽しそう!」(私も楽しく働きたい!)←従業員の心の声 「お客様と自然にお話して、笑いをとってる!スゴイ!」(お客様とお話するのは苦手だけど、せっかくだったらお話したい) 「ユニフォームの着こなしがこなれているけど、どんな着方してるとー?」(自分もかっこよく着こなしたい!) 「かっこよく歩くにはどうしたらいいの?」(猫背を直したいんだよねー) 「巧みなトークはどうやって??」(なんて話してるのか聞いてみたいよー) と質問殺到。 自分たちも、ひかるさんみたいになりたい!(←笑っちゃうけど本当にそういわれました) と結構みなさん真剣に目をキラキラさせていたので、じゃあ、オープン前の1時間を使って6回講座にして みんなで勉強しよう、と店長が決め、ひかる先生の登場と相成ったわけです。 ここで私が感心したのは、みんなが自分の意志(will)を持って、接客のなんたるかを学びたい、と思ったこと。 ここまでに行きつくためには、その前の段階のコーチングが役にたってるということは想像に難くありません。 みんな、仕事にやりがいを求めたいと思っていて、接客技術が上がれば、自分の人生にも生き方にもプラスになると 思っている。 そして、自分ができないことを出来る人が現れたら、それを吸収したいと謙虚に望んでいる。 そして、実際に教えてください、と行動に移している。 これってほんとにスゴイことです。 そして、私が教えたいことは、私たちが実際の仕事中に行っていることは、個々の「作業」「動作」の積み重ね。 そこに「気持ち」を乗せれるかどうかは、仕事以前の「心構え」「サービスの哲学」の部分にかかっている、という事実です。 普通のサービス研修だったら、基本的な動作や敬語の使い方、その他、表面的な作業の部分になるでしょうが (参加者の意志が統一されてない以上、そういうものしか教えられない、というのが本当のところでしょう) そんなことやったって、一回習ったらそのままいつのまにか忘れ去ってゆくもの。 それは、自分の本当に必要なものではないわけだから、自分の問題として置き換えられていない証拠だと思う。 だから、個別に、それぞれの能力、レベルで実際にできることを考えてもらうこと。 自分の人生や価値観と照らし合わせてコミットすること。 自分の中で、今まで漠然としていたものがスッキリ整理されて、しっかり納得できると、目の前が開けた感じになるようです。 その段階になって、初めて、では、無駄のない動作のコツとは?とか、 キレイな言葉遣いをしてみたいから教えてください、とか、みんなで討論会の機会をもとうとか、 学ぶ姿勢が明確になるし、吸収も断然早い。 うーん。 急がばまわれ、だわね。と体感つくづく(笑)。 『ひかる教室』は、みんなを深くうならせて(自分のことに置き換えてる証拠)考え込ませて、 当たり前の王道の理論を体感させる、深層心理の勉強会でもあります(笑)。 ちなみに、求めるレベルは、【サービス・ナチュラル】(Tスコット・グロスが定義してます)です。 サービス・ナチュラルとは? ・人に信頼感を与えている ・接客すること自体に生きがいを感じている ・人とのコミュニケーションに長けている ・エネルギーに満ち溢れている ・洞察力があり、感情移入しやすい こういうサービススタッフがたくさんいれば、言うことなしですね。 ちなみに、『ひかる教室』単体の依頼は受けておりませんのであしからず(笑)。 急がばまわれ、なのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jul 2, 2004 12:33:08 PM
[お仕事日記] カテゴリの最新記事
|