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テーマ:Jazz(1977)
カテゴリ:音楽
実はそんなに好きなピアニストではないと思ってました。レコードでしか知らなかったし。繊細というか女性っぽいピアノというイメージを持ってました。
ずいぶん前のことですが、NYでスイートベイジルに行きました。(スイートベイジルは有名なジャズクラブです。観光客も多いです。) そのとき演奏していたのはシダー・ウォルトンのトリオでしたが、その演奏中に私の前のテーブルに素敵な白髪の黒人老紳士が座りました。そこはいわばかぶりつきの席。ただものではないというオーラに包まれたその横顔がとてもトミー・フラナガンに似ている。すごくドキドキしました。あつかましくサインをねだってしまおうかと思ったりしましたが、確信もなければ勇気もなく、結局あきらめました。 演奏が終わったトリオのメンバーが次々に彼の席に訪れ挨拶をしていきました。みな敬意に満ちた眼差しを老紳士に送っていました。(「やっぱりそうなのか?」) 日本に帰ってからすぐにレコードのジャケットで確かめました。やはりトミー・フラナガンでした。 その後まもなく、日本でNYの100フィンガーズピアニスというコンサートが開催され、トミー・フラナガンも出演しました。生で聴くトミー・フラナガンはそれはそれは素晴らしく真にジャズしてました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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