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cms@ebisu

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2007.05.13
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五月の團菊祭、昼の部は幕見で、『勧進帳』『与話情浮名横櫛』『女伊達』を観ました。

さて、『勧進帳』は記憶に新しいところでは、今年の3月にパリのオペラ座・ガルニエで團十郎と海老蔵がWキャストで弁慶と富樫を演じ、フランスの観客を熱狂させたということです。
そして、明治天皇がご覧になったこの作品(当時は九代目團十郎と五代目菊五郎が出演)は、今年、天覧歌舞伎から120年の節目として上演され、4月には現在の天皇もご覧になったそうです。

今回、弁慶には團十郎(十二代目)が、富樫には菊五郎(七代目)が扮します。
この二人が安宅の関で対面し、どうしても通りたい義経を匿う弁慶と、一方義経を通さんと立ちはだかる富樫。
この二人の睨み合いは、まるで威厳の闘い、岩のように荘厳な風格で相対しています。
團十郎の弁慶には、セリフをたっぷりと聴かせる上手さがありました。
そして内心は全てを承知で関所を通す菊五郎の富樫には、無言の中、物語る背中に富樫の人間らしさがにじみ出ていると感じました。

まだ歌舞伎観劇初心者の自分が偉そうに言えたものではないのですが、一見の価値あるキャスティングの作品だと思います。

余談ですが、昨年11月の「花形歌舞伎」の『勧進帳』。
弁慶は海老蔵、富樫は菊之助でした。
若いうちから彼らなりの表現を模索する姿が印象的でした。
彼らの父親のような風格を身につけた『勧進帳』を将来観られることが、観客の楽しみでもあります。
このような組み合わせも、代々続く「團菊祭」あってのもの。歌舞伎の世界は一朝一夕でないところが神秘的です。

『与話情浮名横櫛』は、その海老蔵と菊之助が「いい男」と「いい女」に扮する作品です。
客席を浜辺に見立てて、海老蔵が扮する与三郎が舞台を降りて練り歩く場面もあり、一階席の観客は歓声をあげて大喜びしていました。
もちろん、3階、そして幕見席からは見えませんが・・・。

(歌舞伎座にて)

※上演時間詳細はこちら





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最終更新日  2007.05.14 18:04:58
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