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カテゴリ:歌舞伎・古典、観劇
半蔵門にある国立劇場で、19時開演。
今回は、歌舞伎観劇初心者ならずとも今さら人には聞けない(?)歌舞伎の舞台用語の解説もあり、ますます歌舞伎の舞台に関心を持ちました。 歌舞伎の上演前にかかっている幕。あの黒、緑、橙3色の縦のストライプの幕は、定式幕と言うのだそうです。 そして男性の役者が演じる女形は、「女性らしさを強調した様式的な演技」だということを聞きました。 強調した様式的な演技、ということであれば、歌舞伎の舞台でのその存在の美しさも納得がいきます。 その他、十二支の登場する作品や小道具を実際に見せるなど、客席に居ながらバックステージを見せてもらったような気分でした。 今回の解説は、中村松江。穏やかで聡明な語り口が魅力の俳優です。 第二部で上演される『新版歌祭文』の「野崎村」では、油屋丁稚久松の役で登場します。 一幕のみの上演なので、その前はこんな話だったというスライドを用いた紹介がありました。(ナレーションは中村福助) 女性の髪形が意味を持つ、作品を見る上での解説もあり、知識を念頭に置いて観劇ができます。 上演の主な出演者は、中村福助(久作娘お光)、中村松江(油屋丁稚久松)、中村芝のぶ(油屋娘お染)、中村芝喜松(油屋後家お常)、中村東蔵(百姓久作)という充実した俳優陣も見所の一つです。 この教室、今月はもう一回、19日に同じ内容で開催されます。 解説、休憩を入れて2時間10分という上演時間、そしてなにより19時開演というのが、歌舞伎の学習意欲に火をつけました。 ※公演詳細は国立劇場のサイトで。 (国立劇場 大劇場にて) ※写真手前の冊子は、入場時に配布される資料です。 『新版歌祭文』の筋書、上演台本、歌舞伎用語などが掲載されています。 ※「第13回稚魚の会・歌舞伎会合同公演」8/22(水) - 8/26(日)、国立劇場小劇場にて 国立劇場歌舞伎俳優研修修了生・既成者研修発表会 『新版歌祭文』に主演の中村芝のぶは、国立劇場第九期歌舞伎俳優研修の出身です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.07.16 01:27:27
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