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演劇、観劇のカフェ

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cms@ebisu

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2008.03.07
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半蔵門にある国立劇場で、この日は19時開演。
いつもは通常公演のうち月2回ほどの歌舞伎鑑賞教室ですが、今月は全公演がこの趣向で行われています。
そしてこの後は、国立劇場おきなわ大劇場(3/14-17)、石垣市民会館大ホール(3/30-21)で公演が行われます。

さて、第1部は「ようこそ歌舞伎へ」と題して、初めて歌舞伎を観る方にとっても舞台の興味を引くようなあの手この手で舞台を見せてくれます。
解説は澤村宗之助
歌舞伎が約400年前に‘出雲阿国’という男装した女性によって始められたことをパネルを用いて話していると、突然、雷鳴が轟き場内が真っ暗に。
明かりがつくと、そこには絵の中から抜け出た阿国の姿がありました。
ここで宗之助が阿国に、男の役者の演じる歌舞伎というものを説明して見せてくれるというわけです。
私たちは廻り舞台のこと、お囃子について、女方の歩き方などについて知ることになります。
かつらをつけて準備が整ったところで、中村京紫が「鷺娘」を踊って見せてくれました。
これから上演される作品についての前振りもたっぷりとあり、観客の興味は舞台に釘付けです。

上演される作品は「芦屋道満大内鑑(あしやどうまんおおうちかがみ)」四段目の「葛の葉」。
安倍保名を慕う狐が化けた女房の葛の葉と、本当の葛の葉姫を中村芝雀が早変わりの二役で見せてくれます。
クライマックスは、舞台の上で子供をあやしながら、保名へ想いを和歌に託して別れの言葉を障子に書置きする場面です。
悲しみをこらえ、懸命に書き残す女房葛の葉の姿を、胸が締め付けられる想いで見ていました。
その書の書き方が見所です。

4月から大学生という保名を演じる中村種太郎(プログラムより)の、女房の葛の葉が狐であると知ってからもなお愛情深く彼女の名を呼び続ける様に、保名の誠実な人物像が表れているようでした。

さて、その時の子供はどうなったのかご存知でしょうか。
後に安倍晴明となるのだそうです。不思議な力の秘密はその出生にありました。

歌舞伎は知るほどに面白くなります。

次回の鑑賞教室は6月7月に行われます。

※公演の詳細は、国立劇場のサイトで。

(国立劇場にて)





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最終更新日  2008.03.09 23:03:39
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