UNK15
うんこ、するじゃないですか。むかしは松田聖子とかはうんこどころかおしっこもしないって言われてましたけど、でも実際問題するじゃないですか、うんこ。だって、しなかったら死んじゃうもの。だからあの中川翔子さんですら、するんです、うんこは。で、まあ全員が全員うんこするって前提で書かせてもらいますけど、じゃあそのあとはどうするのか。これは意見が分かれるところかもしれません。これを読んでくれる人のほとんどは日本人だと思うんで、まずは一般的な日本人の観点から考えてみると、これはもう間違いなく「拭く」んですよね。しかも「トイレットペーパーで拭く」んだと思うんです。少なくとも僕はそうです。まれに外出時などの緊急事態にトイレットペーパーの芯ですとか、その他にもその場でなんとか手に入る紙的なもので代用することもあるとは思いますが、今回はあくまで日常的なうんこ処置について議論したい。まめ知識としては、雑誌を使うとケツが黒くなるからやめたほうがいい。というわけで、一般的な日本人の処置方法としては「トイレットペーパーで拭く」で意見を統一したいと思います。あ?ウォシュレットだ?黙っとけどあほう。さて、ここからが問題なんですが、さきほど僕は「意見が分かれる」といいました。紙で拭く以外にどーすんだよハゲと思った方もいるかもしれませんが、まあちょっと落ち着いてお茶でも飲んでいきなさいよ。もしくは、灰皿でテキーラでも飲んでいきなさいよ。(時事ネタ)例えば、インドネシアとかのイスラム圏では、左手は「不浄の手」と呼ばれています。これは古来からうんこしたあとに左手で拭く習慣があったことに由来していて、現在でも子供の頭をなでるときに左手を使ったりすると、なにしやがんだこのクソビッチ野郎みたいな認識をされているんですって。だから、インドネシアには極端に左利きの人が少ないんです。もういっこ事例を挙げましょうか。20年ほど前、なぜか1ヶ月ほどインドネシアにホームステイしたことがあるんですが、その家はいわゆる上流階級のおうちだったんですね。庭にはプールがあって、クルマも3台ぐらい置いてあった。住み込みで働くメイドさんが5人もいて、その人たちのための家も庭の一角にありました。母屋のリビングには、やたら毛並みのいい犬がどーんと座ってましてね。こいつが毎日上等の肉を食っておりました。そして週末は、お父さんの所有するクルーザーで蟹を釣りに行ったりしましたよ。なんか、銀行の偉い人だったみたい。でもね、トイレにいくと、便器の左側に水が溜まった桶みたいなのがあるんです。紙もあるにはあるんだけど、これが一向に減る気配が無い。つかってんの俺だけじゃねえかってぐらい、まったく減らないんです。たぶん、みんな水でバシャバシャやってたはず。とまあ、そのぐらい左手でうんこを拭くという行為が普通だったわけです。今は知らねーよ、あくまで20年前の話だ。他にも、昔の日本では川のなかにザブザブと入って行って、そこで用を足したとか。で、川の中に杭が2本打ってあって、その間に綱を渡してあるんですね。うんこが終わったら、よっこらしょと綱をまたいでその綱に残りをこすりつけると。川の中だからウォシュレット的な効果も期待できちゃって超清潔!ヒデキ感激!みたいなことも実際にあったとか。まあそういうことで、うんこの処理に関してはいろんな方法があるんですよと。さあ野郎ども、ここからが本題だ。ひとくちにうんこと申し上げましても、実はその状態は多彩。水っぽいのから硬いのまで、その質感もさまざまですし、そして鳥山明さんのマンガぐらいでしかお目にかかれないような巻きぐそから、堂々たる1本ぐそまでその形状に至ってはまさに無限。。。僕らは日々この無限の可能性を秘めたうんこをひねり出しているわけです。そして、形状、質感、状態のいわゆるうんこ3条件が見事に整ったとき、チャンスは訪れるのです。今日僕が伝えたいのは、まさにこの「チャンス」についてなのです。もったいぶるのはやめましょう。そして皆さんも覚悟を決めて、どうか眼を背けずに向き合ってほしい。どちらかといえば硬め、そして1発でスルッと産出することができたとき、身震いするような達成感とともにこのチャンスはやってきます。"これ、拭かなくてもOKじゃね?"実績(拭いたらなにもつかなかったこと)はある。そして自信(うんこがついてない自信)もある。しかし、、、万が一この判断が誤っていたら?その場合には即座に直面するであろう危機(パンツにうんこ付着)を思うと、あと一歩が踏み出せないもどかしさ。もれそうなしょんべんをガマンしている渋滞中の車内にも似た、あの緊迫感。。。わずか数秒の間に僕らの胸に去来するこれらの感情の渦に、真っ向から向き合うには相当な勇気と気合が必要ですが、この葛藤に見事打ち勝って、まじでケツふかないで出てきた人、います?僕は・・・過去3度ほど経験していますが、やはり弱い心に負けてしまい、いまだにその先の世界を見るに至っていません。あと何年生きられるかわかりませんし、こうしたチャンスが再びあるのかも分かりませんが、次こそはきっと成し遂げてやる。そう思っています。よし、うんこって15回書いた!すっきりした!ここむ